トルコのトピックス

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4月15日から例年の漁業禁止期が始まる

2023年04月14日 | 国内
4月15日 例年の漁業禁止期が4月15日から始まり、9月1日までつづきます。漁師たちはもう漁船の錨を下ろし、来たるべきシーズンのための準備として、破れた漁網を修理したり、船のメンテナンスを始めています。

 Hurriyet

漁師たちは2023年9月1日まで、引き網漁船で海に網を投げることはできませんが、小舟で魚を獲ることはできます。前の漁期、最も多く獲れた魚はカツオで、コイワシとサバは不漁でした。

トラブソン県の漁師ジャビル・キョルオールさんは、「今シーズンはジョージア周辺で思ったほどコイワシが撮れなかったので、3月には漁を終え、次のシーズンのための準備を始めました」と言いました。「カツオ漁は9月1日に始まるでしょう。コイワシ漁はカツオ漁より2か月くらい後になるでしょう」

「燃料代の高騰が私たちの経済に響いていますね。私たちはいま、漁網の補修作業にかかっています」とキョルオールさんは言いました。

黒海で漁をしているもう一人の漁師アイハン・アルスランさんは、カツオ漁は快調だが、サバやブルーフィッシュ(ムツ科の魚)のような他の魚が減っているのは心配だと語りました。「海の汚染と気候変動の影響が現われてきていますね。汚染のために、マルマラ海に入ってこなくなった魚もいます」

「海水温の上昇も大きな影響をもたらしました。この問題を解決する第一の策は、すべての漁師に割り当てを決め、ボスフォラス海峡での漁獲を禁じることかもしれません。魚を獲ってよいエリアをもっと閉鎖したら、魚の数はバランスがとれてくるかもしれませんね」と彼は付言しました。


地震の瓦礫を除去したエリアが静かな広場になった

ハタイ県で現在も行われている瓦礫除去作業によって、2月6日の地震の前は建物が立っていたエリアが、広い、静かな広場になりました。

 Hurriyet

地震によって激しく破壊されたハタイでは、瓦礫除去作業と、大きく損壊した建物の取り壊し作業が休みなくつづいています。地震で崩壊したり取り壊された建物の瓦礫を、トラックが1日30万回運んでいます。

とくに破壊の激しかったアンタキヤ地区では、瓦礫除去作業後、崩壊した建物があった場所は、広い、なにもない空地になりました。多くの人々が住んでいた市の中心だった街路が、静かな空地なりました。ドローンが撮った市の空撮写真を見ると、ハタイの破壊されたエリアの広さがわかります。瓦礫除去作業による粉塵は、まだハタイを蔽っています。

2戸に1戸の建物が崩壊または大きく損壊したハタイでは、家と職場を失った被災者たちは、地震後、周辺の県に移住しました。

何百年にわたって、多くの文明を育んできた歴史的な町ハタイは、地震によって、いくつかの文化的宗教的遺産を失いました。多くのモスクや教会が大きく破損し、ボランティアの「瓦礫考古学」チームが、瓦礫の下から歴史的遺物を見つけ出すために現場で働いています。


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「選出されたら、地震の被災者のために無料で家を建てる」CHP党首

2023年04月14日 | 国内
4月14日 「国民同盟」の大統領候補で共和人民党(CHP)のリーダーであるケマル・クルチュダルオール氏が、4月12日、5月14日の選挙で勝利したら、地震の被災者たちのために無料で家を建てると誓いました。

 Hurriyet

「国民同盟は国民の問題を解決します。国民同盟は愛と敬意をもって抱き合い、市民の権利を尊重することによって、団結して、わが国に奉仕します」と、クルチュダルオール党首は南部アドゥヤマンでのイフタル(ラマザン中の夕食)の席で言いました。

住居の建設に関して決められた規則が適切に実施されなかったために、地震の被害者たちは不法建築によってひどい目にあいました。「皆さんは国を信用してアパートを買い、地震が起こって、約束がウソだったことがわかりました。亡くなった方も、親族を失った方もいます」と、彼は語りました。

「私たちは皆さんの家を建てます。店を建てます。納屋を建てます。お金はいただきません」とCHPのリーダーは言いました。「政治は善意の競争だと思っています。私たちはトルコのすべての家庭の平和を望んでいます。私たちは、おなかをすかせて寝る子供のいない、すばらしいトルコをつくります」


エルドアン大統領は大統領選の勝利を確信している

エルドアン大統領は、大統領選の第1ラウンドで50%の票を得て勝利するという確信を表明し、選挙運動を通じて、国民の目が自分に向いていると感じたと強調しました。

 Hurriyet

「私は選挙運動を通じて、国民のことばを聞きました。国民は私たちに“前進せよ”と言っています。これは私が選挙集会で感じたことです。わが国民は問題なく、この選挙を終わらせるでしょう」と、エルドアン大統領は4月12日、CNNトルコのインタビューで語りました。

トルコでは5月14日に、大統領と国会議員の選挙が同時に行われます。エルドアン大統領は、最も強力なライバルであり、野党の「国民同盟」の共同候補であるケマル・クルチュダルオール氏を含む3人の候補と戦います。

エルドアン大統領は、選挙集会で受ける印象だけでなく、世論調査も自身の勝利を示していると強調しました。「私はペンディクのバージュラルや地震被災地の選挙集会で、その思いを強くしました」と大統領は言いました。

エルドアン大統領は「トルコの世紀」を築くのを妨害しようとする野党を非難し、ライバルたちは具体的なプロジェクトも、トルコの未来への理想も、ビジョンもなにも持っていないと告発しました。「この選挙が極めて重要なのはそこです。わが国民はそれをよく理解していると、私は信じています」


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