明け方見る夢は何だか懐かしい風景が広がっている事が多い。もちろん、そこがいつ頃どんなかたちで出会った景色なのかは思い出せないが。そして最近その夢の中に亡き母、父などもう遠い世界に行ってしまった人たちがよく出てくるようだ。いくら来月はお盆だといったってまだ少し先の話だのに、このところ地球上ではあまりに様々な出来事が起きているため時間の流れが以前にもまして早くなったようで、あの世に行かれたかたたちも何かとそわそわ、となり早めに出てきてるのか。特に母、、あなたは人一倍心配性な一面がありましたからね。違う世界に行ってからもまた何かを案じているのですか。確かにこの世は今、本当に信じられないような事が矢継ぎ早に起きていて、あなたが生きていた頃とは何かが違う、世界の様子が全く変わって来てますが。
あ、、夢の話から少しズレてしまった。で、今朝の夢なのですが、私はどこかを目指して歩いていたのですが、これが結構な距離らしくなかなか辿り着かないのです。道端で休んだり荷物をまとめ直したりしながら歩いてました。いつの間にか白亜の豪邸が立ち並ぶ場所の前にいた私は、また荷物の整理をし始めました。その様子を周りにいた、豪邸住まいのいかにも金持ちそうな優雅な方たちが興味深そうに眺めていました。私の荷物は、バッグではなくスーパーなどで見かける買い物かごに入れてありして、なにやら色々入っていて。それを持ちやすいように一生懸命詰め直ししているのが、お金持ちたちには何か珍しく面白かったのかと思います。まとめ終わり、最後は中の物が見えないように大きなバスタオルを乗せておきました。さて、終わった。行くか。と思い立ち上がると、見ていた人たちは何故かやけに嬉しそうに安心したような表情で軽く頭を下げました。そして、あっという間にそれぞれみな、白い豪邸の中に戻っていきました。幅の広い階段を上り終えると、巨大な門柱が現れました。えっ!何だよ?!あのでかい屋敷の一軒一軒は、一つの巨大なマンションの中のものだったのね、、それにしても、、すごい立派な家ばかりだったなあ、、などと感心し、でもなんで自分はあんな場違いなところに迷い込んだのだろうか。あの屋敷の住民たちは、そりゃさぞかし不安だったろうさ。バッグの代わりに買い物かごを使用している私のような人がしゃがみこんでごそごそと何かをしてたのだからさ。だから、私が立ち上がり、また歩き始めた時に皆一様にあんな安心した表情をしたのだな。などと思いながらまた歩き始めました。つづく。