探偵フレディの数学事件ファイル(ジェイムズ・D・スタイン/化学同人)
タイトルのとおり、数学に基づいて事件を解決する探偵のお話。
最初にお断りするが、この本はお勧めではない。数学をネタにしたミステリーを期待する人にとっては、謎解きともいえないレベル。一方、数学書としても、パーセント計算、平均値と割合、等差数列の和など初歩的なものも多く、中途半端。
以前に紹介した『パンクなパンダのパンクチュエーション』と同様、こんな珍しい本がある、という趣旨で紹介するもの。まあ、偏った趣味の持ち主ということで大目に見ていただきたい。
作者も書いているように、大学の一般教養向けの教科書として、数学に興味のない大学生の関心を惹くには、ちょうどよい内容かもしれない。
お勧めポイントも少し。カリフォルニアを舞台とする軽い読み物としては、それなりに楽しめる。数学に関しても、モンティ・ホール問題(20世紀で最も多くの論文を書いた数学者エルデシュも、ただちに理解できなかった、というエピソードがある。)や、ゲーム理論の混合戦略、ケネス・アローの不可能性定理など、やや高度な内容も取り上げられている。数学に関する詳しい説明も用意されており、幅広く数学への興味をさそう内容にはなっているかも。
数学を扱ったミステリーは、あれこれとたくさんあるようだが、門外漢の私は、あまり近づかないようにしている。
この本の書影も、版元ドットコムで利用不可でした。なんだか、あまり使い勝手がよくないようです。(本の広告を張り付ければ著作権はクリアできるのですが、それはしたくない。)今回も猫画像で。20歳を過ぎたので、少し毛並みが衰えていますが。
タイトルのとおり、数学に基づいて事件を解決する探偵のお話。
最初にお断りするが、この本はお勧めではない。数学をネタにしたミステリーを期待する人にとっては、謎解きともいえないレベル。一方、数学書としても、パーセント計算、平均値と割合、等差数列の和など初歩的なものも多く、中途半端。
以前に紹介した『パンクなパンダのパンクチュエーション』と同様、こんな珍しい本がある、という趣旨で紹介するもの。まあ、偏った趣味の持ち主ということで大目に見ていただきたい。
作者も書いているように、大学の一般教養向けの教科書として、数学に興味のない大学生の関心を惹くには、ちょうどよい内容かもしれない。
お勧めポイントも少し。カリフォルニアを舞台とする軽い読み物としては、それなりに楽しめる。数学に関しても、モンティ・ホール問題(20世紀で最も多くの論文を書いた数学者エルデシュも、ただちに理解できなかった、というエピソードがある。)や、ゲーム理論の混合戦略、ケネス・アローの不可能性定理など、やや高度な内容も取り上げられている。数学に関する詳しい説明も用意されており、幅広く数学への興味をさそう内容にはなっているかも。
数学を扱ったミステリーは、あれこれとたくさんあるようだが、門外漢の私は、あまり近づかないようにしている。
この本の書影も、版元ドットコムで利用不可でした。なんだか、あまり使い勝手がよくないようです。(本の広告を張り付ければ著作権はクリアできるのですが、それはしたくない。)今回も猫画像で。20歳を過ぎたので、少し毛並みが衰えていますが。
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