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防災環境研究30年。危険な高層ビルや地下開発が進まないよう、防災環境基準作りと対策を州で行うよう訴えるブログを開設した。

バーナンキが量的緩和をやめる発言をしたことが円高ドル安と株式市場暴落の原因であるという嘘③

2013-07-13 02:01:32 | 為替と金融ー財務省と日銀の投機
バーナンキ発言について、一昨日以来欧米で乱高下が続いている。黒田異次元緩和の前からfxを再開して、東京mxテレビのリアルタイムの株価情報を日中見ている。その解説によると、6月のアメリカの日銀の役割をするFRBの政策会合の議事録で過半数の連銀総裁が量的緩和をやめることに賛成したという。
議事録発表の後、バーナンキFRB総裁が、今度はすぐに量的緩和をやめるわけではないと講演で発言したというので、98円台に円高が進んだのだという。失業率6,5%に下がったら自動的に量的緩和をやめるのではないというような発言をしたのだそうだ。
アメリカには中央銀行がない。その代わりにFRBの各地区連銀総裁の半分が交代で出席する会合で政策を決定する。今ドル円、ユーロ円とも乱高下が激しい。ミシガン大学消費者信頼感指数が下がったことが原因でドル安の後、9月の決定に参加しないフィラデルフィア連銀総裁が「9月に量的緩和を縮小するべきだ」というと少しドル高。
続いてフイッチのフランスの格付けがAAA(ユーロ危機で格付けが下がったはずだったのでは!?}から下がったことで、ユーロ安ドル高。フィラデルフィア連銀総裁発言を打ち消すように、今度はセントルイス連銀総裁が「デスインフレ下で縮小すべきでない」といったからとドル安に動く。これが夜の12時から1時過ぎの1時間ぐらいの間なので、めまぐるしいが、昨日の98円20銭台より一貫してドル高である。
アメリカの量的緩和の縮小については、以前指摘したようにこれを騒いだ5月22日から本来動く方向から逆に「円高」に反応していて、最近ようやく円高円安の方向性はまっとうな動きになっていると感じる。
が、肝心な相場としては無理やり円安ドル高に急激に持っていった後で、どっちに転んでもむちゃくちゃ円安過ぎる中の乱高下である。一気に一日で動いた、都知事選直前や私が都知事選直前の動きのおかしさを日銀に警告した後、そして財務省に警告した後の急激な円安方向の動きとは異なるのである。
実際昨日の東京MXの株価情報番組でも、「今後は欧米の動きに反応して相場が動くであろう」といっていた。又最近1週間は日銀政策会合について「変化がない」とみとうしを解説していたので、警告がきいたとも思うが油断は出来ない。都議選では投票日の直前に株価がマイナスからプラスに転じたからである。
欧米の発表にあわせて動いている時は、現在のように同じ理由でも値幅が狭い。都議選に続き参議院選挙中に、海外の動きを口実として「理由と方向」が逆であったり、「値幅が極端に一方的に円安」に動いたら、これは恣意的に相場操作の可能性があると思うのである。
公務員と公職選挙法については別途


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