読みました

本を読むのが好きです。
忘れないように感想等を書いています。
その他、ねこのひとり言…。

今年最後の読書

2010-12-26 20:29:38 | 読書
      

 晴れて冷え込み、冷たい風が吹く一日でした。
X'masツリーを片付け、洗面所やトイレの手洗い場、

レンジ台の周りなど休みを入れつつ小掃除しました
先週、ドラマが終了してから原作を読みました。

   「フリーター家を買う」 有川 浩著

 そこそこの私大を卒業し、ようやく就職できた会社に
馴染めず三か月で辞めた武誠治。アルバイトで小遣いを

稼ぐフリーターの生活が身につく。家族の団欒も避けて
部屋に籠る毎日。食事も部屋前に母親が置いてくれるが、

ある日の朝、昼、夕食までカップ麺で、ダイニングに
文句を言いに降りた時、待っていたのは名古屋に嫁いだ

姉だった。母は明らかに尋常でなく何か呟いていたが、
その言葉に誠治は驚き、そこから彼とその家族の闘い
が始まる…。

先日、作者の有川浩さんがTVに出演され、原作とは
違うストーリーがあり、ドラマは別物と話されていた

のと、題名にも惹かれ(読んでみよう)と思いました。
誠治がフリーターから目覚め、お金を貯めたり就職に

奔走する様子は同じですが、町内からの村八分を知る
タイミングや、真奈美と豊川のキャラや出会う場面が

違い、社員として働き出してからの誠治の活躍が原作
では描かれていて面白かったです。

現代の大学生の就職活動と鬱病の家族を抱えた家族
の再生も含んだ物語で、暗い話ながらハッピーエン

ドを感じさせ、就職出来たあとの誠治の仕事ぶりも
面白いのが救いになっているような気がします。

難しい言葉もなく、軽く読めるのでお勧めです