

今日は別科の、年に一度の検査と結果を聞きに行き
ました。幸い薬は飲まなくても



上←ここから

良介の遺体はバラバラにされ、数箇所で見つかる。遺体
と葬儀をめぐって、母と妻が対立。嵩も良介と最後に会った
事で容疑者として調べられ、マスコミにも犯人扱いされる。
そんな中、父の治夫が亡くなった知らせを取調室で聞く。
各地の殺人で警察の包囲網狭まり、友哉は久しぶりに
登校する。バッグに包丁を忍ばせて…。
やがて警察に犯人から送られたDVDが届く。そこには恐ろし
い映像が写されていた。警察で映像を見る崇だった。
一方各地で模倣した殺人とテロ事件が発生し、ついに一人
の男が逮捕され、事件は衝撃の展開を見せる…。
なぜ良介が殺されたのか、友哉が最後に向かった
先はどこか?遺された遺族は・・・?
何かある度に映像はコピーされ、ネットで流される。
嘘も、一度広まってしまえば真実になりそうな事実。
加害者よりも、被害者や家族のプライバシーが暴かれ
情報として広まっていく現代。子供を溺愛する母親。
警察が犯人を作り上げる状況とマスコミの節操のない
報道。どこかで聞いた事のある事件が起こり、どこか
周りに居そうな人物が事件を起こす。そんな中で暮して
いる事にゾッとした小説でした。
それでも崇の内面は難解で、境遇はあまりにも過酷。
