若者の募金やボランティア離れ ・ ・ ・
今回のポスターは若者を取りこむことを意識されている。
初音ミクのファンは10代で6割を占めその3/4は女性。
20代を加えると、8割を占めるので、
まさに若者に支持され、浸透しているといっていい。
そんなところから、単なる萌えキャラや音楽ソフトではなく、
歌手として若者に支持される有名人として初音ミクをみていたからこそ、
赤い羽根共同募金のポスターとして採用されたのだろう。
.
(以下 抜粋)
この赤い羽根は、アメリカにおいて共同募金の象徴として使われていたものを
日本でも戦後の混乱期に戦災者への募金の象徴として援用したのがはじまり。
社会福祉法116条では
「共同募金は、寄附者の自発的な協力を基礎とするものでなければならない」
と定められ、共同募金会も
「寄付する人も募る人もボランティア」とするビジョン[を掲げているように
共同募金の募金活動や寄付は自発的なものであるべきとされている。
.
しかし現実には共同募金は行政組織を通して集める戸別募金の占める割合が高く、
募金活動を行う募金ボランティアも事実上の強制になっている場合がある。
戸別募金では断りにくい状況で強制感を伴う徴収となるケースが多発し、
以前から戸別募金は自発的な参加で行われるべき募金活動の精神に反するもの
として問題視されてきた。
また中には市区町村の事務局を通じ「一世帯○○○円を目安に」など、
所得や世帯構成を考慮しない「目標額」を提示し募金を集めているケースも見られる