見た目と実態

月に一度の病院通い。
今日は検査のために採血する日。

それが…
昨夜、今日が血液検査の日ということを忘れて
しこたま飲んでしまったであります…
しかも朝帰り…
やってもうたぁ～…

ま…とりあえず、
寝不足と、酒入り血液を隠して処置室へ。

２０代の若い看護師さんに「Ｍさぁ～ん」と呼ばれたので、
ウデをめくって彼女の前に座る。

看護師さんが「Ｍさん…ですか？」と確認。
Ｍは「はい、Ｍです。」と答える。
看護師さん「この生年月日であってますか？」と、カルテの生年月日をＭに見せる。
「はい、間違いないです」とＭ。
すると看護師さんは「間違えないように本人確認をしなければならないので…」と言いながら、
Ｍの腕を消毒し「ちょっと痛いですよぉ」と言いながら、カラの注射器の針をさす。

そして針を刺したままの、一杯になった容器を次の容器に取替えながら、
「見た目若いですよね」
…と真顔で言った…

Ｍは血を抜かれながらも突然のことに、どんなリアクションしていいものか……
固まってしまった…

いや…確かによく「若いですね」とは言われる。
それはアタマの中身のことだと思ってるので、別に嬉しくもなんともない…
…というか、ごめんね…
言われ慣れてるの（なんだコイツ？　と思った人沢山いるかも）

でも、実際よぉ～～く考えてみて。
「若いね」って言われるのは年だからなのよ。
トシのワリに若いっていうオチがあるのよね。
…Ｍは、そんなに嬉しくないし……

ところでＭは、別にムリしてるわけではない。

以前、たまたまテレビに「若い」ってことに一生懸命な女性が出ていて（素人さん）
とにかく滑稽なほど、痛々しいほど努力してるのを見たことがある…
それで若さを保ってる…といった内容だったと思う。
あれは…ちょっと…ひどすぎると思ったですぅ
かなり無理してね？？　って。

でもＭは食べたいものを食べ、呑みたいものを呑み…
運動もしたいときだけして…
要するにアタマの中身はマジで「バカい」と思う。

着るものが昔からトラッド系が好きなので、
そういったコーディネートは若っぽいかもしれない…けど、
それがまたラクなのでそういう格好が多い。

…で…長くなったけど…
「若いね」と言われるのは、Ｍにとっては決して褒め言葉ではない…

でも、今日は久々に衝撃を受けました。
２０代の若いピチピチした看護師さんに、生年月日とＭを見比べながら、
何の社交辞令もなく「見た目若いですよね」と言われた事…

それはもう…女心に『ずきぃ～～ん』ときました。
（ちなみに看護師さんは女性です…）

素直に「嬉しかったけどさ……」ってカンジでした。

ただ…

採血したものを見たらハッキリ現実がわかるんですよね。

トシ相応の…いや、もしかするとそれ以上の老化

身体は正直です。

あぁ…ヤダヤダ