先月末、娘が独立してからというもの、
すっかりストレスが軽減されて、身軽になった気分のM。
ただ、クーちゃんは気落ちしていたようだった。
自分より格下がいなくなって、
張り合いがなくなったことは確かだ。
……というか、
娘とクーちゃんは、いつも一緒だったので、
相棒が突然いなくなったショックは計り知れない。
お部屋も一緒だったので、寝るのも一緒。
クーちゃんテキには、娘の部屋=自分の部屋。
娘がいなくなった夜、クーちゃんはいつものように
自分の部屋に寝にいった。
Mは目撃してしまった……
ガラ~ンとした部屋を見つめ、茫然と立ちすくむクーちゃんを……
クーちゃんの寂しそうな後ろ姿に、Mは涙が出たデスよ……
「クーちゃん、今日からお母さんと一緒に寝るよ」と言って、
Mとダーの寝室にクーちゃんの寝場所を作ったけど、
娘の部屋の前から離れない。
なんとかMたちの部屋に入れたけど、
夜中に起きて、娘の部屋に行っちゃった。
……てか、自分の部屋か……
2~3日は、その繰り返しだったけど、
Mは諦めてクーちゃんの寝場所を元に戻した。
やっぱ、クーちゃんは自分の部屋で寝たほうが落ち着くようだ。
習慣っておもしろいね。
犬の場合は特にそうなのかもしれない。
娘に「クーちゃん、何もないアンタの部屋をみて愕然としてたよ」と言ったら
「私もホームシックならぬ、ワンコシック」だと、娘が言ってた。
で、週末にまた帰ってくるらしい。
先週末、娘が「クーちゃんただいま♪」と言って帰って来たが、
その時のクーちゃんの態度は
「おかえり~♪」と、いった喜ばしい再会ではなく、
「オマエは人に黙ってどこに行ったんだ?」ってカンジで、
娘に対してムカついていたカンジだった。
Mは、めっちゃ笑ってしまったデスよ。
今はもうクーちゃんも、娘のいない生活に慣れたようだけど、
娘の方が里ごころついているようで……