亭主元気で留守がいい。
という、CMが昔あった。
何のCMだったかは忘れたけど、
このコピーは、大いに浸透したデスね。
そうはいっても、Mはダーがいないと不便になるので、
留守されるとホント困る。
……って、まるでダーをこき使ってるみたいだけど、
良く考えてみると、こき使ってるのか……??
こりゃマズい。
ひと昔前なら、夫は会社へ出かけ、妻は家で家事・育児と、
夫と妻の仕事は分担されていたと思う。
昼間は主婦の時間ってことで、夫が家にいると逆に邪魔だったりして。
今は共稼ぎが多いから、専業主婦というのは少ないのかな?
逆に妻のほうがよく稼ぐからと、専業主夫ってのもいるくらいだし。
出来る人が出来ることをやる。
これが一番ストレスがかからなくて、賢い生き方じゃないか……と。
で、ひと昔前の亭主。
仕事一筋だったりすると退職したときがやっかい。
家にいても何もせず、妻がアレコレやってくれるのを待っている。
家のことは相変わらず妻任せで何も分らない。
こんな人が妻に先立たれたりすると憐れだ。
というか、先立たれたら遅かれ早かれ諦めなければならないんだけど、
妻が倒れたときは諦めるなどとんでもない、
それどころか、殆ど地獄のような毎日が待っている。
今の時代、老老介護が社会問題になっている。
妻が認知症になった時、夫は心底打ちのめされると思う。
最近、介護疲れで無理心中する高齢者が増えた。
札幌でもそんな事件があった。
辛かっただろうな……と、ニュースを見て同情してしまう。
M達もそうなった時は、こんな死にかたを選択するしかないんだ……と、
本気で覚悟した。
絶対、他人事には思えなかった。
この国は弱者に目を向けないからね。
国に何とかしてもらおうってのは、無理なんだと思った。
亭主元気で留守がいい。
当時は自虐的な意味合いだったけど、
今の時代、この安定した背景は憧れだったりする。
幸せな言葉だ……。