ごくあたりまえなこと。
平凡な毎日。
これって、つまらないことなのか、幸せなことなのか。
ひとそれぞれの秤によるんだろうけど……。
いつなんどき何があるか……は、誰にもわからない。
とりあえず日本国内にいる限り、
空爆やら銃弾が飛び交って気が休まらないということは、
今は、ない。
飛び交う銃弾の恐怖におびえなくても良いので、
Mは平凡な毎日を過ごすことが出来る。
昨日、買い物に行って食材を吟味している時、
70代くらいの二人のオバちゃんの会話が聞こえた。
オバちゃんA「あんな良い人を殺して、まったく腹立つよね」
オバちゃんB「そうさ、しかもエラそうな態度で何あれ?」
え~?? この人達の身近で殺人事件があったの? と、驚きつつ、
つい、耳をダンボにしちゃった。
そして話は続く。
オバちゃんA「あの人は神様にでもなった気でいるんだわ」
オバちゃんB「本当にひどいね。あんなに一生懸命にやってた人を殺すなんて」
あ、なる……と、納得。
殺されたジャーナリストと、テロの処刑係りのことを言ってたんだ。
とってもフクザツ。
見ず知らずの人でも、そこまで身近に感じられるのはメディアの力なのね。
彼の本も売れているとか。
犠牲になって初めて知られる。
何事もなければ、地味で着実に仕事をしてきた人は埋もれたまま。
そういう世の中で生きているってことを実感。
それが今の平凡な日本ってことだ。
そして、Mの平凡な日常といえば、
昨日は豆まきをして、「鬼は外」と外に向かって落花生をまいた。
朝、回収しようとして外に出ると、
きれいさっぱり無くなっていた。
カラスか、他の鳥のエサになったかな。
そんな平凡が、とってもありがたい。