サンタの写真日記

田舎の広告写真屋、サンタの写真日記。

駅通りに不思議なクルマが…

2013年05月06日 13時51分29秒 | 大地の芸術祭

5/2木、駅通りをほろ酔いで歩いていると、何やら不思議なクルマに遭遇。

ボヨやら杉っ葉やらを束ねて、クルマの屋根にリーゼントみたいに乗っけてる。

正面からはこんな感じ。

大地の芸術祭関係かと訪ねると「そうです」とのこと。

 

たまにこんな光景に出会う十日町が好きです。

 

では、また。


越後妻有レインボーハットin仁田

2012年06月09日 21時34分12秒 | 大地の芸術祭

 

6月3日(日)

花壇の準備が終わって、薬師様へ。

大地の芸術祭作品「レインボーハット」が仁田の薬師様に作られることになった。

ちょうど作家の関口恒男さんが来ていたので、ちょっと打ち合わせ。

↑作品の説明をする関口氏(右)

↑仏頂ヅラで説明を聞く海猿ユタカくん(左)

↑作品設置場所はココ。

 

↑作品のラフスケッチ。

水と鏡がプリズムとなり、ドームの内側にレインボーの光線が投影される作品。

作品のなかで涼んだり太鼓を叩いたりして楽しみます。

 

↑こちらは2006年、節黒城に作ったレインボーハット

神輿会が初めて手伝った芸術祭の作品。

以降、関口さんとはずっと親しくさせていただいています。

 

作品は芝山先生の「kamikoani」のすぐそば。

 

今年の芸術祭は賑やかになりそうです。


だんぽ作り

2012年06月09日 19時51分21秒 | 大地の芸術祭

 

5/13日、午後から公民館で「だんぽ」づくり。

この夏開催されるの大地の芸術祭作品「KANIKOANI」のお手伝いです。

※「KANIKOANI」についてはこちらをご覧ください→KAMIKOANIプロジェクト 公式ブログ

↑だんぽ作りの説明をする作家の芝山昌也先生(秋田公立美術工芸短期大学准教授)

「だんぽ」とは秋田県上小阿仁村の「万灯火(まとび)」という行事で使う火の玉。

この玉を燃やして大きな火文字をつくります。

8/5に芸術祭の交流イベントとして万灯火を仁田でも再現することになっていて、

その万灯火で燃やすだんぽ400個と、作品KAMIKOANIの内装用だんぽ3000個を作るとのこと。


↑他に秋田の大学関係から4名がお手伝いに。


↑こへび隊もお手伝いにきてくれました。


↑ワイワイと賑やかにボロ切れを裁断するお母さんたち。


↑集まったのは、仁田のお母さんたちと役員さん、そして神輿会メンバー。

燃やすだんぽはボロ切れを軍手に押し込み玉にして針金でくくります。

400個は1時間ほどで出来ました。


↑これが「だんぽ」

次は作品内装用のダンボ3000個を作ります。

↑内装用の中身は新聞紙です。


↑このように針金でくくります。

これは男衆の仕事。

結構たいへんな作業です。


↑10個ずつ束ねて山にしていきます。

3時間ほど頑張りましたが、3000個はさすがに多い。

この日は万灯火用400個と作品内装用800個を作り終了。


↑公民館の玄関までだんぽが山積み。

これでもアートっぽい…


↑運び出して保管場所へ。

 

内装用の万灯火はあと2200個必要です。

 

6/10に老友会さんと共同で花植えをするので、その後に再びだんぽ作りを行います。

場所はこちら

天気が良ければ路上でKAMIKOANIの作品を眺めながらつくります。

お手伝いいただける方、どなたでも大歓迎です。

お待ちしております。

 


仁田de万灯火(まとび)

2009年09月01日 08時30分20秒 | 大地の芸術祭
8/29土、ワタシの住む仁田で秋田上小阿仁村の「万灯火」が再現された。

大地の芸術祭作品として、秋田上小阿仁村の農作業小屋を型どった作品が仁田に設置された。
その縁で、上小阿仁村小沢田集落の「万灯火」を仁田で行うことになったのだ。

まず、8/1に『万灯火』に使う火種『だんぽ』を作るワークショップを開催。
その様子は→仁田熊野社神輿会のブログ

秋田の「万灯火」については→上小阿仁のHP

夕方ロケハンをかねて、現地に行ってみた。


↑単管に「だんぼ」を付けて準備万端。

この奥にウチの田んぼがある。


↑「だんぼ」はポリ袋で包んである。


↑地元消防団も万が一に備えて準備。
この班は小型ポンプ操法県大会第3位の強者揃い。

19時頃になると集落の人や、芸術祭の観光客などがぞろぞろと集まってきた。


↑19:30いよいよ点火。




↑一文字を3人ほどで担当し、一斉に点火する。


↑闇夜に輝く「仁田-万灯火-小沢田」の文字。

歓声と拍手が鳴り響いて、点火は大成功。


↑高台の薬師様からも撮影。

30分くらいはキレイに燃え続けた。

点火してすぐより、ちょっと火が落ち着いた頃の方が文字がハッキリ写るようだ。

「花火よりキレイ」などの声もあり、観客の人たちも喜んでいた。

秋田では3月の彼岸に行われるとのこと。

仁田でも冬、雪景色のなかで「万灯火」をしたら、もっとキレイだろうなぁ。

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越後妻有レインボーハット2009

2009年08月27日 05時37分02秒 | 大地の芸術祭
8/16お盆、関口恒夫さんの作品を観に節黒城へ。

今年は、作品製作をまったく手伝えなかった。
今回の作品を見るのも正直初めて。
というか、芸術祭の作品鑑賞自体、今年は全然していない。

「落ち着いたら回ろうかなー」と思っていた矢先に足を骨折してしまい、ますます芸術祭巡りが遠のいた。
ちなみに左足のケガは「距骨後方突起骨折」と命名されました。

キャンプ場の駐車場から歩いて作品に向かうと、リズムのよい音楽が聞こえてきた。


↑越後妻有レインボーハット2009の全景。

水たまりとその中の鏡がプリズムとなり、小屋(ハット)の天井にレインボーの光彩を放つという作品。


↑この日は2~3本しかレインボーが出なかったけど、多いときは十数本も出るとのこと。
関口さんいわく、見頃の時間は午前中か、午後4時ころらしい。


↑MacBookをミキサー代わりに音楽を流す関口氏。

クルマのバッテリーを電源にパソコンや、大きなスピーカーやアンプを作動させている。


↑反対側には休憩用のハットも。
ハンモックが吊してあり、お昼寝もOK

沢風が心地よく、ハットのなかは夏でも涼しく快適。

まわりに人工物が見えず、ここにいると無国籍風な不思議な気分になります。

大体の時間は作家関口氏がここにいて、音楽を鳴らしたり、水たまりの中の鏡を動かしたりしています。

是非お立寄りください。

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絲の家プロジェクト~日本の布デザイン/十日町展~

2009年08月10日 22時14分34秒 | 大地の芸術祭
8月6日、キナーレのきもの歴史館へ。

大地の芸術祭作品(No.39)「絲の家プロジェクト」の連携企画「日本の布デザイン/十日町展」を見に行った。

作家は衣服造形家の眞田岳彦氏。

この企画は「織物の長い歴史や伝統技術を持つ十日町を背景として、現在の十日町から生み出された染織デザインやプロダクトを紹介します」という趣旨のようだ。

中に入ると、いきなり同級生の茂樹(こまもん屋コモド)の作品?????が…


↑なんだコレは?
「今日はどれを履いて行こうかな?」などというコメントがあり、台の上に自分のジーパンとスニーカー、店の草履などが展示してある。


↑上の写真パネルには草履の鼻緒の交換の仕方や「着付無料サービス」の写真が貼られている。

企画の趣旨に合っているのか…

パンフを読むと「和装だけでなく、デニムにだって下駄や雪駄(せった)でコーディネイト」とあった。

なんでもアリの芸術祭だから、まあいいか。


↑展示場の中はこんな感じ。


↑こちらも同級生、憲太(染織工房きはだや)のコーナー。

昔の社内を再現していた。

テーマは「繭」
「繭はアトリエだ…」と語っている。


↑こんな下駄もあった。


↑吉澤先輩のきもの絵巻館(吉澤織物)のコーナー。
十日町を代表するメーカーらしくカチッとした「どうだ!!」といわんばかりの展示。
遊び心が感じられないのが、ちょっと寂しい。


↑美しく透ける、吉澤織物の明石ちぢみ。


↑千原先輩のきもの和の風のコーナー。
新潟国体のキャラクタートッキッキが描かれた振袖とキルト。
冬季国体の開会式で司会の女子アナが着用したり、これから開幕する秋季国体でも活躍するのだろう。


↑2000年のワールドカップで十日町にキャンプを張ったクロアチアチームにちにんだ振袖。
クロアチア国旗と共通する日本の伝統文様の市松柄をデザイン。
クロアチア側も大喜びの、友好の架け橋的逸品。

和の風のテーマは「結」。

テーマにピッタリの展示。


↑遊布庵(柏田屋)の展示。
織物のついたて。
描かれているのは十日町の二千年蓮かな。

この展示は9月13日(日)まで開催中。

芸術祭のパスポート提示で300円の入場料が無料になります。

キナーレの2階ですので、芸術祭鑑賞のついでに是非どうぞ。

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大地の芸術祭2009「kamikoani」の芝山先生と

2009年05月16日 08時45分03秒 | 大地の芸術祭
5/12火、大地の芸術祭参加作家の芝山昌也先生との懇親会に出席。

会場はおかめ。

(写真前列中央の赤いシャツの方が先生、隣の女性はサポートするこへび隊の兼松さん)

今年夏の大地の芸術祭でワタシの近所に「kamikoani」という作品を設置することが決まって、地元有志との顔合わせをした。

芝山先生は秋田公立美術工芸短期大学の准教授。
兵庫県出身の38歳という若さ。

この作品は、秋田県の上小阿仁村にある農作業小屋3棟をFRPで型を取り、十日町市の仁田集落へ運び、FRPの小屋を同じサイズで設置するというもの。着色して、カラフルな小屋になるようだ。

芝山先生のホームページに秋田での作業風景が紹介されています。

今回も近所で作品制作に関われそうで嬉しい。

芸術祭は作品製作に係わると楽しさが倍増するのです。

秋田の上小阿仁村にも行ってみたいなぁ。

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かまぼこフェイス

2008年04月11日 06時02分12秒 | 大地の芸術祭
4月某日、十日町市新水。
R252から後山トンネル方面に少し入ったあたり。

かまぼこ型の車庫に顔がペイントしてある。


↑この通りに3棟の車庫にペイントしてあった。
まだ探せばあるのかな。

最初にひとつ発見したときは、個人の趣味で書いたのかなと思ったが、すこし先に行くとまたある。

ネットで調べたら、これって開発好明さんという作家の「かまぼこフェイス」という大地の芸術祭作品だったんですね。

かまぼこ型の車庫は雪でつぶれないような構造で、雪の多い妻有地方ではフツーによく見かける。

既存の車庫にペイントしただけでこんなに微笑ましい作品になるとは…。

ストレートに楽しいくていい。

しかも、おそらく低予算でできただろう。

疲れて帰っても車庫が「お帰りッ! お疲れさまッ!!」と笑って迎えてくれるなんていいねぇ。

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里山協働機構設立総会

2008年04月10日 00時03分04秒 | 大地の芸術祭
古い話題ですみません。

3/29土、「NPO里山協働機構」設立総会へ出席。
会場は松代ふるさと会館。

来年で4回目を迎える「大地の芸術祭」を多方面からサポート・支援し、地域主体の自立したまつりに育てていこうという機関。

ワタシは川西地区担当の「幹事」とかいう名の役で出席。
なんだかよくわからないうちに役員になっていた…。


↑ベネッセの福武会長も出席。
福武会長は前回の芸術祭から物心両面でサポートしている。
ベネッセが現代アートを展開している香川の「ベネッセアートサイト直島」は世界的にも有名。

総会はシャンシャンで終わり。

農舞台で懇親会。


↑就任したばかりの若井理事長。
若井さんは「どぶろく特区第一号」で有名。
貸民家「みらい」も経営している。


 
農舞台のレストラン。
この建物も川西の「光の館」同様、芸術祭の作品。
天井の写真が鏡のデーブルに写るように設計されている。

 


↑地元の食材を使った料理。
盛りつけも洒落ている。


↑農舞台のショップ。緑が基調色。


↑男子トイレの入口。


越後妻有「大地の芸術祭」は来年で4回目。
4回目の目指すところは「地元主導」「自立」。

参加しないで批判を繰り返す方もいるようですが、そんな人に限って参加するとハマってしまうようです。

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「光の館」ジェームズ・タレル来日

2008年02月14日 09時49分58秒 | 大地の芸術祭
2/5、「光の館」の設計者であり現代アート作家のジェームズ・タレル氏の歓迎会へ。

「大地の芸術祭」と「光の館」にはちよっと関係しているので声をかけていただいた。
滅多にない機会なので「はい喜んで」と出席した。

冬に訪れるのは久しぶり。
ライトアップされた大きな階段が出迎える。(トップ写真)

タレル氏は2000年の大地の芸術祭の作品で「光の館」を設計し、「泊まれるアート作品」として現在まで多くの話題と人気を呼んでいる。
地元アメリカでは火山を使ったアート作品『ローデン・クレーター』が有名。日本にも金沢の21世紀美術館や香川直島の地中美術館に彼の作品がある。

今回の来日はそれらを回り、最後に十日町の「光の館」を訪れたもの。

当時からの関係者20名ほどが集まり、にぎやかに宴をひらいた。


↑祝い唄「天神囃子」の音頭をとる井川さん。


↑タレル氏。見事なおヒゲ。
まるでカーネルサンダースかサンタクロースのよう。


↑豪快に酒を飲むタレル氏。
日本酒大好きで、2升くらいイケルらしい。
奥にいるきもの姿の女性は、光の館初代管理人「ちゃもっこ屋鄙歌」の奥平さん。


↑料理は割烹「花田」から田舎料理の仕出しと、みなさん持ち寄りの漬物など。

光の館には調理人はいない。
自炊か地元の料理屋さんから仕出しをとる。


↑浴室の入口。
風呂も光のアート。
浸かった水面下のカラダがブラックライトで光る。


↑トイレの洗面。
こちらもアートっぽい。


↑現在の管理人のお二人と。

宴会が終わり、我々は二次会へ。

タレル氏は光の館にお泊まり。
翌朝5時起床で、新潟空港から韓国へ向かった。


200年の大地の芸術祭以来、光の館は週末はもちろん平日でも宿泊利用がある人気作品。
冬も営業しています。
泊まらなくても、日中は見学も可能。

まだ、見ていない方、泊まっていない方は是非どうぞ。

サンタの写真日記 光の館関連ページ

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鏡の家

2007年04月17日 08時16分03秒 | 大地の芸術祭
4/16(月)、ベルナティオのメニュー撮影に向かう途中、何やら光る小屋を発見。

大地の芸術祭作品か?と思いつつ近寄ると、前面鏡張りの怪しげな建物。
特に看板もなく、フツーに建っている。

おもしろいのでとりあえず何枚か撮影。


↑建物の全景。


↑愛車が鏡に写ったのでパチリ。

事務所に帰って調べたらやはり芸術祭の作品だった。

アーティストは行武治美氏。

作品名「再構築」。

「空家プロジェクト」の一作品らしい。

何度も通っているはずなのに今まで気づかなかった。
いつも撮影時間ぎりぎりで急いで通る道なので脇目もふらず走っていたんだろう。

今でも鑑賞できる作品の案内看板なども「再構築」してほしい。

第4回の芸術祭も「再構築」して開催するようです。


行武治美氏「再構築」

祝・受賞!! 新日本様式100選「光の館」

2006年12月18日 20時38分58秒 | 大地の芸術祭
新日本様式100選のひとつに、我が十日町市(旧川西町)の「光の館」選ばれた。

「光の館」は2000年、第1回大地の芸術祭で、光の巨人といわれるジェームズ・タレル氏の作品として建てられた。宿泊できるアート作品として今でも人気が高く、週末などは予約でいっぱい。

新聞で受賞を知りホームページを見たら、作品紹介のページに私の撮った夕景の写真が使われてた。
写真で選考したわけではないけど、お役に立ててウレシイ。

拡大版はこちら
↑「新日本様式」100選のHPより

金沢にも直島にもタレル氏の作品はあったけど、やっぱり川西の「光の館」が一番。
夕暮れ時に畳にゴロンと寝ころんで和室の天井にある四角い穴から空を見ると、刻々と色が変わる空が愉しめる。


↑「アウトサイドイン」という名の和室  ↑カラダが光る風呂

静かで贅沢なひとときを過ごせる、ジャパネスク・モダン「光の館」。

受賞オメデトウ。

「新日本様式」100選のホームページ
「光の館」ホームページ

直島に行ってきました。その5(島内巡り後編)

2006年11月18日 23時33分26秒 | 大地の芸術祭
11/18、午後12時40分、地中美術館から歩くこと10分ほどで「ベネッセハウス」入口のバス停に到着。

次のバスは12時54分。またまた時間がない。

受付で入館料1,000円を払い、駆け足で館内の作品を見る。
福武さんの直島スライドでココの作品を見ていたので、当然だがそのまんまだった。

じっくりと観賞できずに残念だが、「我々は作品観賞に来たのではない。アートと島の関係を見に来たのだ!!」と言いきかせた。


↑ベネッセハウスの作品。
もしかして撮影禁止だったかも。ゴメンナサイ。

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※↑トップの写真もベネッセハウスの作品。世界の水平線の写真が飾ってあり、実際に見える瀬戸内海の水平線と重なるというもの。コンセプトは「世界の海はつながっている」だ。

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10分で見終えてバス停に戻り、再度バスの時刻表を確認すると、ナント上りと下りの時間を見間違え、乗るべきバスは30分後だった。

一同呆然無言……。

「最悪じゃん……」とつぶやくサトウ先生。


普段バスに乗り慣れていないせいか、バスに関する失敗がやたらと多い。

フェリーの時間は迫るし、家プロジェクトは見たいし、山本うどんも食べたいしなどと、好き勝手な希望ばかり言い合う。

結局、30分間ぼけーっとバスを待ち、家プロジェクト10分、うどん屋30分でギリギリ帰りのフェリーに飛び乗るという作戦を決行することに落ち着いた。

朝、港でのんびりしていたばっかりに、ずいぶんセワシナイ。

農協前でバスを降り、家プロジェクトの1軒「角屋」を見学。ここも有料500円也。
妻有の空家プロジェクトとやってることはほぼ同じ。というか全く同じ。


↑農協前のバス停。ここに家プロジェクトの案内板がある。


↑集落の空き地にあった作品。


↑若いグループが多い。女の子も多い。


↑昔懐かしい感じのタバコ屋。記念に全国共通のキャスターマイルド購入。

家プロジェクトもサッと見終え、無事帰りのバスに乗り込む。
バスの名前「すなおくん」の意味を考える…。まさか直島の「なお」だけをとって付けたんじゃないんだろうなぁ。運転手さんに聞こうと思ったが、ズバリだとショックなので聞かなかった。


↑車窓から見えた島の学校。アートっぽい。

フェリーの時間まであと1時間ちよっと。

これから島唯一のうどん屋「山本うどん」へ向かう。

バスの運転手さんは「オレはいつも肉うどんを食うよ」といってた。

つづく…。

直島へ行ってきました。その4(島内巡り前編)

2006年11月18日 23時31分12秒 | 大地の芸術祭
11/18、午前11:08、やっと町営バス「すなおくん」に乗り込み出発。
この日はお客さんが多いというので、臨時の増発便もでていた。

なんだかんだで、なんと港に2時間も滞在してしまった。
帰りのフェリーは14:55の宇野港行き。時間がない。

町営バスは運転手さんとおしゃべりしたり、なごやかな雰囲気。


↑町営バス「すなおくん」。

料金はどこまで行っても100円。協議の結果、とりあえず終点の地中美術館まで行くことにして、戻りながら作品を見て回る計画に決定。

途中、絵のような砂浜があった。
こんな浜でキャンプしてみたい。カヌーもいい。(トップの写真)

20分程で終点の「地中美術館チケットセンター」へ到着。

白い奇妙なユニホームの方から「写真撮影は禁止、触っちゃダメ。」などの説明を受ける。


↑説明する美術館のヒト。髪型がアートっぽい。

チケットはナント2,000円。高い。この美術館だけで2,000円ですよ。
大地の芸術祭は300以上の作品を見ても最高3,500円。地域パスは1,000円。
ずいぶんウチらの芸術祭はおトクだったんだ、と実感。

チケットセンターから少し歩いて美術館へ。

モネのドデカイ作品があった。が、あまり良さがわからない。
タレルの部屋もあった。が、金沢とほぼ同じ。光の館のほうがいい。
2,000円も払うのだから、解説ぐらいしてもいいのでは…。


↑地中美術館の入口。地中なので建物は見えない。

観賞を終え、ちょうどいいバスがないので、次なる「ベネッセハウス」まで歩く。
知らない島を歩くのもいい。風もなく、海は静か。


↑カーブミラーの色も控えめ。景観条例か。


↑サインも控えめ。この先に蔡國強の露天風呂「文化大混浴」がある。
この作家は、津南で登り窯を作ったヒトだ。
「混浴」に期待して行ったが、風呂にフタがしてあり、カギまでかかってた。
文化的な混浴をしたいかたは、ベネッセハウスにお問い合せを。

つづく…。

直島へ行ってきました。その3(直島宮浦港)

2006年11月18日 23時30分12秒 | 大地の芸術祭
11/18、午前9:02直島の宮浦港に着いた。(上写真:今回の視察メンバー7名)

フェリーの中にもあった〈NAOSHIMA STANDARD2〉の白いコーンが連立して我々を出迎えてくれた。
これは作品ではなく看板らしい。

案内所や、おみやげ店、待合室が同居するおしゃれなターミナルは、金沢21世紀美術館と同じ建築家の作品とのこと。島の玄関口から、ずいぶんチカラが入っている。

 
↑港のターミナル。設計はSANAA設計事務所。(左写真)
歓迎看板のコーン。よく見ると、何文字か欠けている。
奥には草間彌生のかぼちゃ。(右写真)

しばらくすると、ベネッセの江原さんニコニコ笑顔で登場。

港の建物のガラス張りの部屋で直島のお勉強。先生は江原さん。
島のあらましからベネッセと島のかかわりまで、丁寧に説明していただいた。


↑ベネッセ美術担当の江原さんより説明を受けるメンバー。
江原さんはしっとりと品のいいステキな女性。もうちょっとご一緒したかった…。

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直島(直島町)は人口約3,000人。多くの島民が三菱マテリアルで働く。
以前は6,000人ほど住んでいたが、約半分になった。
でも、他の島に比べると人口の減少は少ないほうらしい。
1,000人の島が30人になっている例もあるという。

ベネッセと島との関わりは、1985年に遡る。
ベネッセの前身である福武書店の創業者福武哲彦社長と当時の直島町長とが会談し「瀬戸内海に世界中の子どもたちが集える場をつくりたい」との思いが一致。
島の南側を「清潔で教育的な文化的エリア」として開発することを約束。
最初の開発は「直島国際キャンプ場」で、1989年にオープンした。

「清潔で教育的な観光地」というコンセプトがイイ。グッとくる。

その後、1992年に現代アートの展示とホテルを兼ねたベネッセハウスがオープンし、徐々に島内でのアート活動が根付いた。

2004年の「地中美術館」開館を機に、これらのアート活動の総称を「ベネッセアートサイト直島」として、現在は全世界から人々が訪れる現代アートの島へと至っている。

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説明がおわって、ターミナルで遅い朝食。


理事長がオーダーしたターミナルのうどん。昨夜のうどんより美味かった。
私は「黒鯛のづけ丼」780円を食べた。撮影もせずにすぐ食べてしまったので写真はナシ。
美味しかったがボリュームがちょっと…足りない。

朝飯を食ったり、お土産の讃岐うどんを買い占めたりしてたら、10時発のバスに乗り遅れ、結局港を出発したのは11時すぎになってしまった。


ターミナルのまわりはひなびた漁村といった感じ。

ちなみにレンタカーは無し。タクシーは島に1台だけ。バスが頼りです。

つづく…。