“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

南三陸町 水産復興ボランティア

2011年10月11日 16時16分10秒 | 蜂助の呟き
こんにちは。蜂助です。先日、南三陸町の養殖わかめの施設を作るためのボランティアに行ってきました。この日は、京都府と鳥取県から貸切大型バスに乗って夜行で来て、その日の夜行で帰るという超過激なボランティア団と合流する予定です。

東北自動車道で事故があり、到着が一時間以上遅れました。宮城県漁協志津川支所 の担当者と雑談をしながら待っていました。すると彼が乗って来た車の後ろに見慣れないステッカーのようなシールが貼られていました。聞くとこの車は長野県の方が運転して持って来てくれ寄付してくれたものだそうです。

なんとそのシールは、JFLの松本山雅のマークでした。この日、松本山雅は、天皇杯の予選で格上のJ2の横浜FCに2対0で勝つ番狂わせがありました。この車をくれた方も応援していたでしょう。八月四日に、元全日本代表の松田直樹選出が亡くなり選出達は彼に捧げる 覚悟で闘ったのでしょう。




そうこうしているうちに、一団が歩いて来ました。この浜は、平磯浜といいますがバスが入ってこれなかったのです。高校生三人が乗っていました。ひとりのお母さんから紹介されて、自分のブログに書いたら友達二人も俺も行くということになったそうです。

この三人と昼食時などに話をしました。

「南三陸町の様子はどう感じた?」

・・・・・・

「めっちゃテンション下がった」
「その話しはしたくない」

とんでもなくショックを受けたようです。しかし、彼らは京都に戻って回り人に話してくれるでしょう。ブログに書いてくれるでしょう。


地熱発電の話

2011年10月11日 06時01分00秒 | 蜂助の呟き
こんにちは。蜂助です。今日は、地熱発電の話です。

東北地方で稼働している地熱発電所は6ヶ所、約二十一万キロワットだそうです。これに新規開発が可能な地区は19ヶ所あり、出力は推定七十四万キロワットで稼働中と加えると百万キロワット級の原発に匹敵します。

火山活動による地下の熱エネルギーで出来た蒸気や熱水を汲み上げ、タービンを回して電気を起こすのが地熱発電所です。しかし、この発電所の開発にはいくつかの大きな問題があります。

ひとつめは、地熱があるところが観光地だったり、自然公園だったり、温泉保養地だったりすることです。自然公園法という法律で施設建設などがきせいされる国立公園だったりするからです。青森県の霊場の恐山では宗教法人が管理しています。

ふたつめは、建設費が高すぎることです。三万キロワット程度の地熱発電所を作るのに、二百六十億円もかかるそうです。しかし、原発事故のことを考えれば安いものでしょう。

東北地方だけでも原発ひとつ分に相当するのだから、全国では原発何個分もあります。北欧では、地熱発電がたくさんあると聞いています。新たな産業、雇用確保、合わせて観光や関連施設も作って総合的に考えれば、景気回復効果も見込める様にすれば良いのです。

ゼネコンや一部の関係者の利権のネタにはしないでください。