元自民党中枢にいた政治家ですら批判をせざるを得ないほどの独裁振り、独善性には驚くばかりです。政治家個人の思惑を国民を巻き込んで進めるのは本末転倒と言わざるを得ません。とんでもない政治屋安倍を批判もせずに、こびへつらう自民党、公明党は政党としての大義、良識を持ち合わせていないことを示しています。
このような政党には未来がないことを自覚させなければならないと思います。
<日刊ゲンダイ>痛烈ダメ出し! 野中広務元官房長官「安倍批判」
安倍政権の終わりの始まりがいよいよ、鮮明になってきた。支持率の下落、不支持率の大幅上昇に加えて、ウォールストリート・ジャーナル紙が23日、「安倍氏が日本の首相でいられるのも、あとわずかになるかもしれない」と書いた。と思ったら、野中広務元官房長官も24日に沖縄で開かれたシンポジウムでこう吠えた。
「憲法によってできた内閣が、その憲法を無視して、解釈でコトを図ろうというのは本末転倒です」
政局カンにかけては動物的嗅覚がある野中氏のことだ。風向きが変わりつつあるのも、当然、わかっているのだろう。シンポジウムでは言葉を選びながらも、痛烈批判を連打した。
「総理はよくあれだけ体が続くなと思うくらい海外に行って、交流の努力をしているが、大切なのは中国、一番近い韓国、北朝鮮といかに友好親善を図っていくかです。それが日本の悠久の平和につながると思うし、沖縄の負担の軽減にも役立っていく。総理はどうして韓国、中国に自ら行って話し合いしようという努力をされないのか。残念です」
「すべては<総理が発想して総理が決めた>、そういう形に国の姿を持っていこうというのが今の政治の姿です。国会は最大の審議機関であるのに、それを無視してやっている。与党からも声が出ないのは悲しいし、野党はすり寄ってばかりで恥ずかしい」
このシンポジウムは「躍進日本!春風の会」が主催し、「月刊日本」の発行人、南丘喜八郎氏が司会した。鈴木宗男氏や鳩山由紀夫元首相、大田昌秀元沖縄県知事らが参加、大勢の聴衆が集まった。
安倍降ろしの声は地方からも日増しに強まっている。