日本も、韓国も就職難、青年の失業率の高さは社会問題です。なぜ、青年が就職できないのでしょうか。正規労働でなく、短期雇用、非正規労働の拡大の拡大は、新自由主義経済を信奉する国家では普通となっています。非正規労働ではなく、正規労働が労働条件の中心となる国家、社会を作り出すことが必要です。また、そのことが企業の社会的責任として義務付けられる労働行政が必要です。
<レコードチャイナ>韓国の2014年失業率、経済の疲弊で過去14年間最悪=卒業先延ばす大学生は倍増の1.5万人に―
2日、ロイター通信は、2014年韓国の失業率は過去14年間で最悪を記録し、2015年に卒業予定の大学生は卒業を先延ばし留年する者が相次いでいると報じた。
2015年1月2日、ロイター通信は、2014年韓国の失業率は過去14年間で最悪を記録し、2015年に卒業予定の大学生は卒業を先延ばし留年する者が相次いでいると報じた。3日付で参考消息網が伝えた。
報道によると、経済が疲弊している韓国で就職は一層困難になっており、韓国の大学生の中で、「就職状況は毎年深刻になっており、来年はさらに悪化するのではと不安だ」と語る声も聞かれている。
韓国の多くの大学では、卒業資格を持つ学生でも学生の身分を維持してもよいと認めている。さらに、中には就職できるまで、故意に単位を残して習得しない学生もいるという。2014年韓国政府が同国の33の大学に対して行った調査では、過去3年間で卒業を先延ばしにする学生は倍近く増加しており、その数は1万5000人に達したという。
韓国の就職市場では保障が手厚い長期雇用と比較的保障が薄い短期雇用があり、韓国の若者は長期雇用を希望している。これに関して韓国の専門家は、「20代の若者は本来なら就職市場で活発に活動するべきだが、韓国の若者は安定を目指しているため、市場も彼らをうまく活用できていない」と語る。