“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

サザン「ピースとハイライト」は政権批判? 解釈で波紋

2015年01月06日 18時50分04秒 | 臼蔵の呟き

なかなか面白い話です。自分は番組を全く見ていないので分かりませんが。歌詞は、確かに面白い内容です。だらかといって、安倍、自民党極右政権がNHKにどうのこうのと言えないはずです。面白くは無いのでしょうが。また、NHKがガス抜きで流したとのコメントもありました。しかし、誰がどういう歌詞でどう歌おうと静止はで来ません。ただし、前段で、どのような歌を歌うかが局と当事者で話し合われ、確認しているはずですから、現場の担当、番組責任者が知っているのは当然のはずです。

<報道記事>

 31年ぶりにNHK紅白歌合戦に出場したサザンオールスターズ。そこで披露した歌が反響を呼んでいる。どうしてなのか。

 昨年の大みそか、ちょびひげを付けた桑田佳祐さんがテレビ画面に映し出された。横浜での年越しライブ会場から中継で登場した桑田さんが歌ったのは「ピースとハイライト」だった。世界各国の言葉で「平和」という文字が映し出された映像が流れる中、桑田さんは少しおどけたように歌った。

 ♪都合のいい大義名分(かいしゃく)で
 争いを仕掛けて
 裸の王様が牛耳る世は……狂気

 この「都合のいい大義名分」を、集団的自衛権行使容認のための憲法解釈変更に重ね合わせて聴いた視聴者らがネットで反応した。曲名を「平和(ピース)と極右(ハイライト)」と読み替えたり、「裸の王様」を安倍晋三首相への揶揄(やゆ)と受けとめたり――。
「ピースとハイライト」
作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐
何気なく観たニュースで
お隣の人が怒ってた
今までどんなに対話(はな)しても...
それぞれの主張は変わらない
教科書は現代史を
やる前に時間切れ
そこが一番知りたいのに
何でそうなっちゃうの?
希望の苗を植えていこうよ
地上に愛を育てようよ
未来に平和の花咲くまでは…憂鬱(Blue)
絵空事かな?お伽噺かな?
互いの幸せ願うことなど
歴史を照らし合わせて
助け合えたらいいじゃない
硬い拳を振り上げても
心開かない
都合のいい大義名分(かいしゃく)で
争いを仕掛けて
裸の王様が牛耳る世は…狂気(Insane)
20世紀で懲りたはずでしょう?
燻る火種が燃え上がるだけ
色んな事情があるけどさ
知ろうよ 互いのイイところ!!
希望の苗を植えていこうよ
地上に愛を育てようよ
この素晴らしい地球(ふるさと)に生まれ
悲しい過去も 愚かな行為も
人間(ひと)は何故に忘れてしまう?
愛することを躊躇(ためら)わないで
 ツイッターなどにはこの歌の「解釈」を巡って賛否の投稿が相次いだ。


レコードチャイナ報道  安倍政権の新年挨拶

2015年01月06日 17時39分51秒 | 臼蔵の呟き

中国外交部、天皇陛下と安倍首相の新年のあいさつにコメント=「言行が一致することを期待する」―中国メディア

<レコードチャイナ>

5日、人民網によると、中国外交部は同日の定例記者会見で、日本の天皇陛下と安倍首相の新年のあいさつに関する記者からの質問に答えた。2015年1月5日、人民網によると、中国外交部は同日の定例記者会見で、日本の天皇陛下と安倍首相の新年のあいさつに関する記者からの質問に答えた。

天皇陛下は新年のあいさつで満州事変に言及し、「戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだと思っています」と述べた。また、安倍首相は5日の記者会見で「日本は先の大戦の深い反省とともに、ひたすらに自由で民主的な国家を創り上げてきた。アジアや世界の友人たちの平和と発展のために、できる限りの貢献を行ってきた」と述べた。

記者からこれらの発言に対するコメントを求められた華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は、「日本は誠実に過去と向き合うことでのみ、真の未来がある。日本が言行を一致させ、正しい認識で侵略の歴史に向き合い、歴史問題での厳粛な態度と約束を遵守し、歴史の教訓をくみ取り、平和的発展の道を歩み、地域の平和的安定と発展に建設的な力を発揮することを期待する」と答えた。


岐路の憲法 子どもの未来

2015年01月06日 05時59分09秒 | 臼蔵の呟き

 知ることと、疑問を持ち、考えることの大切さを自らの行動で実行することが必要なように思います。

<信濃毎日社説>戦後70年 岐路の憲法 子供の未来守れるか

「戦後の国のあり方がひっくり返されようとしているのに、なぜ5割近くの人が衆院選を棄権したのか」

 「争点が不明確だった。自民党の下で何とか食べていけると思う人が多いからではないか」

 昨年暮れ。自民党の1強政治に風穴をあけることを目指す市民団体「国政選挙で共同を進める長野県民の会」が松本市で会合を開いた。集まったのは10人。4時間にわたり真剣な論議が続いた。

 安倍晋三首相はその10日ほど前、総選挙に勝つとあらためて改憲への意欲を示している。

   ▽針路に関わる参院選

 来年夏には参院選がある。会の代表を務める自営業の安藤真后さん(64)=安曇野市=は、憲法を改定するかどうかが大きな争点になるとみる。

 世論調査を見ても、国民の間で改憲に理解が深まっているとはいえない。けれど、首相は異論に耳を傾けようとしない。国政選挙で記録的な低投票率が続く中、「いつの間にか憲法が変わってしまった、ということになりかねない」と危機感を募らせる。

 来年の参院選で改憲原案を公約に掲げて信任を得たら、選挙後の臨時国会で改憲を発議。その翌年に国民投票を行う―。自民党は最速の日程として、こんなシナリオを描いているとされる。

 具体的には、有事に対応する緊急事態条項や環境権の新設など、連立を組む公明党や国民から賛同や理解を得られやすいものから手を付けていくとみられる。

 自民党は3年前に決定した改憲草案に緊急事態条項を盛り込んでいる。こうした条文だ。

 第九十八条 内閣総理大臣は、我が国に対する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然災害その他の法律で定める緊急事態において、特に必要があると認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、緊急事態の宣言を発することができる…。

 有事の際に首相の権限を強化し、国民の権利を制限することができる。問題は多い。発令対象を定めているものの、政権が拡大解釈する恐れがある。

 国会が宣言を解除するべきだと議決すれば、首相は従わなくてはならない―。自民党は歯止めがかかっていると説明する。が、現在のように「首相1強」の下では国会が機能するか疑問だ。

   ▽「緊急事態」の危うさ

 昨年夏に安倍政権は集団的自衛権の行使容認を閣議決定した。米軍の要請で自衛隊が軍事行動に協力した場合、紛争や戦争に巻き込まれる恐れが出てくる。仮に時の首相が緊急事態と判断すれば、国民が強制的に有事体制に協力させられることも考えられる。

 安藤さんは戦前のドイツの政治事情も学んでいる。1933年、ナチスを率いるヒトラーは首相に就任すると政府に立法権を与える「全権委任法」を成立させた。これによってワイマール憲法は事実上意味を失い、ナチスは独裁体制を確立していく。

 見過ごせないのは、ワイマール憲法が危機に際し国家元首の権限を拡大する緊急令を出すことを認めていた点だ。ナチスは権力を掌握する過程でこれを利用し、言論の自由など国民の権利を奪い、政敵を排除した。

 安藤さんは「国の指導者に強大な権限を与え、国民の権利を奪う緊急事態条項は、使われ方によってはとんでもない事態を招く恐れがある。ナチスと同列に論じられないとしても、もっと敏感に考える必要がある」と訴える。

 戦後長きにわたって憲法は空気のような存在だった。憲法が重しとなり、曲がりなりにも平和が続いてきたからだ。が、一人一人が憲法の精神や役割を再認識しなければならない状況となった。

 政治に縁遠かった若者や女性らの動きもある。長野市で雑貨店を経営する宮崎令子さん(30)は昨年春、たまたまラジオで集団的自衛権に関するニュースを聞き、「日本は戦争ができる国になってしまうのか」と不安を覚えた。2歳になったばかりの男の子の将来と重なったからだ。

 それまで憲法についてほとんど知らなかった。昨年夏から、同じように小さな子どもを抱える母親と憲法を学び始めた。

 最初は子ども向けの絵本をテキストにした。月1回のペースで、自民党の改憲草案と読み比べをしたり、弁護士を呼んで勉強会を開いたりしている。

   ▽暮らしを守るとりで

 「憲法が国民を守っていることが分かった。9条と現実が乖離(かいり)していることも知った。でも、子どもたちが笑って暮らせることが一番。政治は改憲より現実を憲法の精神に合わせることに力を入れるべきだと思う」と話す。

 戦後70年を迎え、憲法は岐路に立っている。息苦しい社会にしないため、正面から向き合いたい。