マスコミの使命は、この新聞倫理綱領にもあるとおり、権力からの独立と国民の知る権利を保障する使命を果たすことです。そのことが民主主義社会には必要であり、そのことを確実に自らの使命として果たすかどうかが問われています。
朝日新聞が、マスコミ、新聞社として存在する価値はどこにあるかが問われているのだと思います。安倍、自民党極右政権、右翼的な勢力から口汚くののしられ、攻撃されてうなだれるのではなく、彼らを攻撃している政治勢力が何を意図しているかを深く考えなければなりません。安倍、右翼が考えていることは朝日を生贄とし、そのことをもって他の報道機関、新聞社を威圧し、権力批判をさせない。報道、新聞が政府見解のみを垂れ流す報道機関、新聞になって欲しいから、攻撃をしているのでしょう。
朝日新聞が自らの存在価値、使命を深く考えずに安倍、右翼勢力の攻撃をかわし、迎合することで再生しようとすれば、国民、読者から批判され、結果的に経営的に破綻することは目に見えています。現場で日々取材し、努力している記者、職員の声をきちんと聴き、組織内で、徹底的な議論をすること。自らの組織の使命、社会的な価値を全職員が理解し、自覚することこそが最大の再生計画なのではないかと思います。――――そんなことは外部の有識者なるものからの提言で自覚することでも何でもありません。
<新聞倫理綱領>
21世紀を迎え、日本新聞協会の加盟社はあらためて新聞の使命を認識し、豊かで平和な未来のために力を尽くすことを誓い、新しい倫理綱領を定める。
国民の「知る権利」は民主主義社会をささえる普遍の原理である。この権利は、言論・表現の自由のもと、高い倫理意識を備え、あらゆる権力から独立したメディアが存在して初めて保障される。新聞はそれにもっともふさわしい担い手であり続けたい。
おびただしい量の情報が飛びかう社会では、なにが真実か、どれを選ぶべきか、的確で迅速な判断が強く求められている。新聞の責務は、正確で公正な記事と責任ある論評によってこうした要望にこたえ、公共的、文化的使命を果たすことである。
編集、制作、広告、販売などすべての新聞人は、その責務をまっとうするため、また読者との信頼関係をゆるぎないものにするため、言論・表現の自由を守り抜くと同時に、自らを厳しく律し、品格を重んじなければならない。
表現の自由は人間の基本的権利であり、新聞は報道・論評の完全な自由を有する。それだけに行使にあたっては重い責任を自覚し、公共の利益を害することのないよう、十分に配慮しなければならない。
新聞は歴史の記録者であり、記者の任務は真実の追究である。報道は正確かつ公正でなければならず、記者個人の立場や信条に左右されてはならない。論評は世におもねらず、所信を貫くべきである。
新聞は公正な言論のために独立を確保する。あらゆる勢力からの干渉を排するとともに、利用されないよう自戒しなければならない。他方、新聞は、自らと異なる意見であっても、正確・公正で責任ある言論には、すすんで紙面を提供する。
新聞は人間の尊厳に最高の敬意を払い、個人の名誉を重んじプライバシーに配慮する。報道を誤ったときはすみやかに訂正し、正当な理由もなく相手の名誉を傷つけたと判断したときは、反論の機会を提供するなど、適切な措置を講じる。
公共的、文化的使命を果たすべき新聞は、いつでも、どこでも、だれもが、等しく読めるものでなければならない。記事、広告とも表現には品格を保つことが必要である。また、販売にあたっては節度と良識をもって人びとと接すべきである。
新聞倫理綱領は昭和21年7月23日、日本新聞協会の創立に当たって制定されたもので、社会・メディア状況が激変するなか、旧綱領の基本精神を継承し、21世紀にふさわしいものとして、平成12年に現在の新聞倫理綱領が制定されました。
サザン「ピースとハイライト」
作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐
何気なく観たニュースで
お隣の人が怒ってた
今までどんなに対話(はな)しても...
それぞれの主張は変わらない
教科書は現代史を
やる前に時間切れ
そこが一番知りたいのに
何でそうなっちゃうの?
希望の苗を植えていこうよ
地上に愛を育てようよ
未来に平和の花咲くまでは…憂鬱(Blue)
絵空事かな?お伽噺かな?
互いの幸せ願うことなど
歴史を照らし合わせて
助け合えたらいいじゃない
硬い拳を振り上げても
心開かない
都合のいい大義名分(かいしゃく)で
争いを仕掛けて
裸の王様が牛耳る世は…狂気(Insane)
20世紀で懲りたはずでしょう?
燻る火種が燃え上がるだけ
色んな事情があるけどさ
知ろうよ 互いのイイところ!!
希望の苗を植えていこうよ
地上に愛を育てようよ
この素晴らしい地球(ふるさと)に生まれ
悲しい過去も 愚かな行為も
人間(ひと)は何故に忘れてしまう?
愛することを躊躇(ためら)わないで