春風駘蕩

いつの時代でもこうありたい

日商の山口信夫会頭

2005年04月01日 | 日記
4月1日午後、山口信夫日本商工会議所会頭のインタビュー。日商は会員150万人を擁する巨大組織、
そのトップの座にあるのが山口会頭だ。大正13年12月、広島県の生まれ、80歳。一橋大卒、旭化成会長。
長身で堂々たる体躯、笑顔を絶やさない温厚な紳士だ。

冒頭、会頭は、わが国の全企業数の99.7%、雇用の70%が中小企業や零細企業であり、この層が経済活動を安定的に行い、
雇用をしっかりと確保しなければ日本経済は成り立たないと述べ、中小企業の体質強化と成長のための環境整備が日商の
使命であることを強調した。

日商はまた、経済3団体のひとつとして国レベルの仕事にも意見や提言を行っている。昨年暮には独自の憲法改正案を
まとめた。これで経済3団体の改正案が出揃った形。違いは「集団的自衛権」。経団連は行使を明示、同友会は現憲法
の枠内での対処、日商は結論を先延ばししている。

政治に対する会頭の見解は、健全な民主主義、自由経済を標榜している政党や政治家個人に対する支援は必要。
なぜなら社会主義イデオロギーが崩壊したとはいえ、民主主義、自由経済を阻害するような特定集団が現に存在するからだ。
これとは闘わなければならないというもの。全く同感。