春風駘蕩

いつの時代でもこうありたい

日本語の美しさを

2013年01月01日 | 日記
新春のお慶びを申し上げます

めでたさも 中くらいなり おらが春 一茶

幼稚園児の孫が小林一茶の句を暗唱しています。俳句を通して自然観察の機会を与え、
五七五の韻文から日本語のリズムを体験させるというのが園の教育方法のひとつだそうです。

確かに俳句は自然との対話であり、季節への挨拶です。移りゆく季節の変化を五感で読み取り、
それを短い言葉で表現する。そこには日本人の鋭い感性と日本語の美しさが凝縮されています。

情報とスピードの時代、時は早く過ぎ去りますが、しばし立ち止まって自然を見つめる。
その時間を大切にしたいと思っています。

皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

平成二十五年 元旦

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