バーバの極楽トンボ

さー傘壽を超えた・・今からももうひと飛び

大活字本

2009-05-19 09:16:41 | トンボの徒然ダイアリー
5月19日
昨日今日と晴れが続く
沖縄地方は梅雨に入ったらしい。  だんだんと蒸し暑い日々が続く季節になる。
一カ所で四季折々の自然を味わうことが出来るのは日本ならではであろう。

今年は自分の加齢のせいか、すぐに御神輿が上がらない。
そのせいで、読書する気になるのも嬉しいことだ
        
「光琳の櫛」の尾形光琳に引かれて図書館から借りてきた。
17世紀から18世紀にかけて、絢爛豪華な時代を生きた絵師だと朧気ながら把握している。

著者の文体も昭和一桁生まれの私にとっては戦前に育った時代に帰ったような豊かさを覚える。

櫛、簪、など女の命とまでは言わないが、王朝時代に絵師達が色々な思いを込めて仕上げた髪飾り・・それに纏わる真実と想像・・夢の世界に踏み込んだような気持ちで、読んでいくのが楽しかった。
そうええば、私が子供だった頃「落ちてる櫛は拾ってはいけません」と母が言っていたっけ・・・あの頃は何でも道に落ちている物は交番に届けなさいと言われていたことを思い出す・・まだ5.6才のころだったけ・・・

テレビも悪くはないが、弱視、難聴の私にとっては見ていくのが精一杯・・、「サー始まった・・エッもう終わった・・」・・頭の中はストーリーすら判らないままが、しばしばだ。

この、一桁の年寄りが一掃されて、今の若者の老後の世界はどんなのだろか・・??
空の上のあの世から、穴を開けて覗いてみたい。

最近の図書館も大活字本が多くなって、私たちには嬉しいことだ。
(好き嫌いは言っておれないけど・・・)・・・

今の高齢者は恵まれていると思う。 充分ではないがそれなりの年金を頂いている。  その中で暮らしていける幸せ・・国民の税金から出費されている・・ 

あんまり長生きするのも・・良いのかな??なんて考えてしまうときもある・・いずれにしても、若い人達に感謝・・感謝・・ と思っているのに・・すぐ忘れるのが年寄りの特技・・ご免なさい。\(__ ) ハンセィ