10月12日
今朝もスッキリ晴れ渡った秋空だ。
昨日、お向かいのYさんから広島バス一日乗車券を頂いた。 早速イソイソと出かけていった。 右回り、左回りと回り、原爆資料館前で下車した。
連休で若者の入館者も多く私もその一人として列に加わった。 何か私の中に一歩も二歩も離れて見る自分を感じて、何とも言えない複雑な気持ちになった。
原爆の投下直後の、あのキノコ雲・・米軍の撮影したものだと思うと・・あの時、被爆していた私たちは・・・まるで意識も心もなく、ただその出来事の中を夢遊病者のように彷徨っていたのだ・・と・・やっぱり激しい怒りがこみ上げてくる。
あの時、空襲警報が解除になって誰もがホット一息付いたときだった、真っ青な空に何故か一機のB29が物音もせず飛んでいた・・・その数秒後、信じられない事が起こったのだ。 その瞬間が あのキノコ雲だ・・・
やっぱり、許せない・・・あの写真をみて冷静にはなれなかった。一変にあの時 死んでいった友、先生、幼なじみ達・・・一瞬にして消えてしまった・・・
あの、遺品の数々・・ただ頭の中は「こんなものじゃない、こんことではない・・」とぐるぐる回っていた。
その後は怒りと悔し涙で出口近くの椅子に腰掛けていた。
その前を通り過ぎていく人々の表情は、恐怖と恐れで無言であった。
若い人達の多くは感想をノートに書くのに列を作っていた。
暫くして放心状態も平常心戻った。
今の日本は平和そうに見えるが物の豊かさに身も心も蝕まれている。その中にいる自分・・・あの時死んでいて当然だった自分自身の生き様・・・詫びねばならないと思った。
戦争は絶対にあってはならない。 何故争うのか・・・
このドームの前の美しい川、あの時は川面が見えないほど水をほしがって死んだ人の死体がうめつくされていたのだ・・・
今でも広島市内の川底にはその時命を落とした人々の遺骨が埋まっていると私たちは信じている。
今朝もスッキリ晴れ渡った秋空だ。
昨日、お向かいのYさんから広島バス一日乗車券を頂いた。 早速イソイソと出かけていった。 右回り、左回りと回り、原爆資料館前で下車した。
連休で若者の入館者も多く私もその一人として列に加わった。 何か私の中に一歩も二歩も離れて見る自分を感じて、何とも言えない複雑な気持ちになった。
原爆の投下直後の、あのキノコ雲・・米軍の撮影したものだと思うと・・あの時、被爆していた私たちは・・・まるで意識も心もなく、ただその出来事の中を夢遊病者のように彷徨っていたのだ・・と・・やっぱり激しい怒りがこみ上げてくる。
あの時、空襲警報が解除になって誰もがホット一息付いたときだった、真っ青な空に何故か一機のB29が物音もせず飛んでいた・・・その数秒後、信じられない事が起こったのだ。 その瞬間が あのキノコ雲だ・・・
やっぱり、許せない・・・あの写真をみて冷静にはなれなかった。一変にあの時 死んでいった友、先生、幼なじみ達・・・一瞬にして消えてしまった・・・
あの、遺品の数々・・ただ頭の中は「こんなものじゃない、こんことではない・・」とぐるぐる回っていた。
その後は怒りと悔し涙で出口近くの椅子に腰掛けていた。
その前を通り過ぎていく人々の表情は、恐怖と恐れで無言であった。
若い人達の多くは感想をノートに書くのに列を作っていた。
暫くして放心状態も平常心戻った。
今の日本は平和そうに見えるが物の豊かさに身も心も蝕まれている。その中にいる自分・・・あの時死んでいて当然だった自分自身の生き様・・・詫びねばならないと思った。
戦争は絶対にあってはならない。 何故争うのか・・・
このドームの前の美しい川、あの時は川面が見えないほど水をほしがって死んだ人の死体がうめつくされていたのだ・・・
今でも広島市内の川底にはその時命を落とした人々の遺骨が埋まっていると私たちは信じている。