望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

戯言のひとつ彼岸花

2015-10-17 16:49:16 | ささやき

「彼岸花という名」

 誰がなずけたか彼岸花 どこともなくわき上がり何時もの季節に花咲く

夕映えて朱色の花弁 あざやかに萌えて
谷間ひそかに畦道に群れをなし
遠い山の麓 どこいく風に揺らぎなき強さ 悲願の微塵なき朱色をなし秋をいく

彼岸 秋の嵐に吹かれよう 雨に打たれても 我行き先に迷いなくあり 花しぼみ茎しなびる終わりの時 整然と去ってゆく夕陽のような彼岸花

思い入れ心理は勝手をなして向かい
花の真実を伝えることなき戯言作り出し
人は戯言に惑い迷路にさ迷う時
暗闇の出口に安らぎの花をしたう

 勝手な作り事 由来 花言葉  まやかしはいらない
野の花であろうとそこにある感動 美しさを自分の心に刻めばよい