望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

はぐれて晴れ間

2020-01-01 14:45:41 | 田舎色逍遙

ザクザク霜柱へ海部平野

はぐれて晴れ間

星明かりポツポツ
見え隠れする路地深く
ブリキとコンクリート
狭窄の側壁と側壁

寒風を切るブリキはカタカタとはぐれ音
裸電球すきま風に揺れオレンジ一灯ぼやけてはぐれ色
待ち焦がれた其処にマフラー シースルー
プリント柄 無地 過去は時のはぐれ景色

はぐれて晴れ間に意地
透けてしまう寸前
はぐれ糸から赤い糸へ
晴れ間に燃え上がる