望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

荒野シンドローム

2022-01-31 08:02:03 | ビジリアン慣性

荒野シンドローム
 
あの日その時点からシンドローム
顔を閉じて口をあけろ
聞き耳を閉じて鼻をあけろ
懐疑を転がして囁く声
荒野に翌檜あすなろよ
逆宇宙に連綿とあすなろ

荒野の現実は早番だ
夜露から霜降る早朝へ待たされる
根になり草に生るまで待てと言う
股の間からシンドローム
非常階段を上り下り逆宇宙
草原に翌檜よ明日にあれ