雲早山恋うた 2022-09-06 14:06:32 | ビジリアン慣性 雲早恋唄落ち葉と土の中間で彷徨支柱一本の我が身の愚かさ石つぶてを纏い固執する取手松葉を剣にして引き裂きかきむしる粒子を帯びた身体は錆びつく無音の恐怖地鳴りはぐらぐら素足を叩く急がせる幽かな感触で蠢く古人の唄頭を抱えて道は遥か雲の果てに山心は早来雲早山へ口ずさむ恋唄