望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

七色羽ペン

2020-10-08 21:51:46 | 燦々創成期

七色羽ペン

山林を上り 森林下り草原星空
夜空に無限の星数 一際 輝く一個に一生
一心 一本柱の信頼感

着色された派手さ雄雉 走る走る 疲呼疲呼
猟銃を引き付ける
捕食者のきおひく茂み隠れんぼ
堅実地味にその心は地道にあった
昼夜とはず陰日向に軌道一定に輝く明星でありたい
宿命の肢体を羽ペンとして前払い

鋭角を流した窪地
美しい静寂を取り戻す七色の羽ペン
静寂の森に息切れて御免 雄雉のメッセージはなだらかな緑が丘に届け

ジグザグ坂道 羽ペンの書きこごち 擦れることなく力みなく
納得して向き合う星はなまぽっさだ
七色羽ペンで貴女へしたたよう 一途なキラキラ









命よフェルディナンド

2020-10-01 21:43:56 | 燦々創成期

フェルディナンド

肉体は美しい
血肉をおおう皮膚
必要とするだけの毛髪
皮膚のスベスベ感
膚と称する美的表情
鳴き声をあげたくなる
鳴き声を聴かせられない
童話のフェルディナンド

酪農飼育されている雄牛
実在のフェルディナンド
体格 性格 優しさフェルディナンド

童話作者は知らんふり
地球に飼育されている事実
子供に反戦を読み解いて心理を突き放す
雄牛の体臭 引っ掻けば血も滲む 命よフェルディナンドと幾世紀をたぶらかした
黒い毛だらけの皮膚を断り
皮膚ツルツル美感を命の証と誇る

童話作者の面々は自己認識
フェルディナンド童話を異次元に完全追放してこそ
フェルディナンド命よ

フェルディナンド童話
最終章にフェルディナンドは追いこんでくる