何年か前に山椒の若葉を摘んで来て奥様に佃煮にして貰った事が有りました。
私の団地棟から歩いて五六歩の道路際につつじの樹に並んで生えていたのです。
誰か団地内で特定の人が植えて育てた様子でも無い極自然にそこに生えているようなので・・
何のためらいもなく自然の恵みとして頂戴して来たのですが・・
私の記憶では、去年あたりからつつじの葉が勢いよく茂って・・
山椒はつつじの青い葉の中から矢張り同じ青い葉を僅かに覗かして・・
山椒に関心のある人が良~く見ないと解らない位にチョッピリなんです。
とても佃煮にするには不憫に思って今年はこの山椒の葉を採ることは諦めました。
この季節、日課のように散歩をするようになってから広い団地内にも数か所に山椒の木が生えているのを発見したのですが・・
住民の誰かが持ち主になって育てているのか微妙な位置に生えているのが団地の山椒の木なんです。
育てているとすれば一階の人が多いとは思うのですが2階より上の人かも知れないし・・
鉢植えとかプランターなら当然持ち主が有るのは解かるのですが・・
そもそも団地内には自分個人の庭や畠は無い訳ですから・・
そうは言っても、入り口に近く、窓際に生えている山椒の木を見て「勝手に採ってはイケナイのだ!」と思わず摘みたい心を抑えて抑えて今日も此の儘葉っぱがゴワゴワ硬くなるのを横目に恨めしい私なのです。
4本も窓際に山椒の木が生えている・・誰もチョッとも葉っぱを摘まないなんて勿体ないです。
夕食が終わって・・「何か一つ忘れているような気がしてたのよ・・この空豆」
初物は先ず仏様にお供えするのが奥様のお気持ち・・ゴチソウサマ