団地夫婦の日々

常盤平団地夫婦の54年、団地内で気付いた事を時々に、妻の料理、私の買い物等

常盤平団地の57年 生きていればこそ

2022-12-30 16:55:28 | 夫婦

今日は生協の今年最後の配送日です。

玄関先で奥様がお隣の奥様と交わす会話が漏れてきました。

「ホント、アレヨアレヨだったね~」

午前中に奥様が「サンドラッグのカード貸して・・」って

勿論、異存は有りません。

私も時々使っていますから・・

歯が1本も無くなって上下共に入れ歯ですが・・

行きつけのH薬局が夫婦とも年のせいで店を閉めたのも今年初めです。

ささやかな薬局の閉店セールで買い溜めしといたポリデントが無くなったらしい・・

これは珍しい!今年はどこのスーパーでも白菜は4分の1カットが常識です。

何でも値上がりの今日この頃、お店も売りやすく、客も買いやすく1回分で使い易いからでしょうが・・

「あ~重い・・重いわ~・・」帰り道に奥様が半地下の八百屋さんから直径25cmも有る白菜を買ってきました。

おばさんの半地下露店のお店が久し振りに開いていたそうです。

狭い玄関で新聞紙に包んで物置に保管するのにも一苦労の奥様ですが・・

何かしら嬉しそうです。

奥様に比べて、一度落ちた体力は殆んど戻りません・・以前は4kgのダンベルも軽々と操っていたのに・・

今は奥様から借りた1㎏のダンベルが丁度いい私です。

 牛肉の小間切れが入ったお豆腐とキノコのお鍋ですが・・

私は豚肉の白菜鍋が大好きです。

幸い食欲も元通りに、味覚障害も無くなって今は何食べても旨い、美味しいが続いています。

奥様同伴の月に一度の病院通いは来年も続きますが、どうやら余命は、もう少し有るようで・・

一方、呆けは着々と進んでいるようで・・

年末、久しぶりにガソリンを入れにいきました。

ついでに年末洗車をしようとスタンドへ・・

最近、ガソリンの入れ方も変わったようで画面を見ながら・・店員さんが駆けつけてくれました。

それでも満タンにして、何台も洗車待ちの車を横目に・・

スタンドを出ようとしたら・・

 店員に呼び止められて・・外から給油口を閉めてくれました。

車歴、何十年の私ですが・・

こんなことは初めてです。

運転席で苦笑いとともに・・

来年もやっぱり車は安全運転第一で不要不急の遠出は出来ませんね・・

記事も、やっと、ここ迄来たら奥様が・・

乾燥芋あげたらHさんが・・「雅楽を見に行って・・」

ご近所で親しいお友達にお裾分けした乾燥芋のお返しに戴いた中で・・

恐れ多くも????御用達??トイレットペーパー1個。

「これって・・どうしたら良いかしら??」って・・大笑い夫婦です。

こうして団地は年末の夕暮れを迎えようとしています。

 今年ほど沢山の人に支えられて過ごした夫婦の一年は有りません。

今日も3食ゴチソウサマです。

そして88歳のジジイは時々の呆け投稿で申し訳ございません。

本当にありがとうございました。

悪いことが全て終わって、早く平和な世の中が戻って良いことが来年も続きますように・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


常盤平団地の57年 ホントささやか

2022-12-25 17:15:21 | 夫婦

バランスが悪いけど歩いています。

今朝も30分遅れの早朝散歩でした。

 25日、日曜日のデニーズも繁盛疑い無しです。

ゴミ出しの奥様がニコニコ・・「サッカー少年達がブラボー!って・・」

直ぐに真似して微笑ましい小学校の校庭です。

 我が家も、ホントささやかなクリスマスしています。ささやかに・・・ゴチソウサマ

 

 

 


常盤平団地の57年 初めての鮫子?

2022-12-07 17:34:20 | 夫婦

戦後の混乱期を過ぎて世の中が落ち着いて来たころの今から70年以上も前の話です。

何かの買い物で母親と東京新宿の三越百貨店に出掛けた私達親子です。

当時あの三越デパートもストライキの真っ最中でした。

今思えば、三越のストライキ騒ぎは後にも先にもこの年だけだったようで・・

私も貴重な体験をしたものです。

私達親子は新聞等で三越百貨店がストライキ中も営業していることは承知していました。

恐らく母一人では心細いので男の子の私を一緒に連れて行ったのだと思います。

案の定、三越の正面入り口には鉢巻きをした大勢の男の人達(従業員?)が緊張した顔で入り口を塞ぐように詰めていました。

その人たちは口々に繰り返し何かを叫んで気勢を上げていました。

母もそれほど上背が有るわけでもないのですが、私は子供ですから見上げると真剣な大人達の険しい視線に初めはビックリしました。

それでも二人が店内へ入ろうとすると・・男の大人たちが「子供連れだ、通せ通せ」と、人一人が、やっと通れるくらいの道を開けてくれて・・

無言の親子は人垣の真ん中を揉まれるように中へ中へと導くと云うより押し出されるように店内に入ることが出来ました。

すると今度は左右にネクタイをして年配の立派な服装をした男の人達が1列に並んでいて・・

今思えば重役さん達でしょう・・「良くいらっしゃいました・・・」と深く頭を下げて私達を迎え入れて呉れたのです。

三越デパートで母が何を買ったのかは覚えていません。

店内で母が他のお客さんと「怖いですね~・・気味が悪い・・早く帰らないと・・」とひそひそと会話をしていました。

確か暮れの12月だったようですのでお歳暮の買い物だったのかもしれないのです。

ですから、買い物の後、デパートの大食堂で2枚重ねのホットケーキを食べさせて貰えるのが第一の楽しみだった私には残念ながら・・

従業員のストライキで食堂は休みだったかと思われます。

早々にデパートの外へ出た母が連れて行ってくれたのが近くの中華料理のお店でした。

闇市の盛んな戦後の新宿界隈でお店を開いているのも大変な頃です。

母も初めて行くお店だったようです。

母と私が店内に入ったら壁に短冊の紙で幾つかメニューが張ってあるのが見えました。

鮫子?私が目にしたのは餃子だったのですが・・

二人ともギョウザなんて全然知らないし、字も読めないから魚偏の鮫を当てはめたのです。

「サメ子ってなんだ?」勿論、母も初めて見る二文字・・

「何だろうね?サメコって・・」」と母・・初めての店で値段も書いてない餃子は注文しなかったみたい・・

結局、何か別の中華料理を注文したのだろう・・

あの時鮫子を注文して餃子を食べていればもっと早く餃子の味を知ったに違いありません。

母は?83歳でこの世を去りましたが、一番の得意料理はPTAの友人で、お蕎麦屋さん直伝の親子丼でした。

今朝最新の無人販売店で宇都宮餃子を買ってきました。

70年以上前に新宿の中華料理店の餃子と比較はできませんが・・

 宇都宮餃子と白いご飯のお昼です。

思った以上に美味しい冷凍餃子は完食です。ゴチソウサマ

 

 

 

 

 

 


常盤平団地の57年 無人餃子販売店

2022-12-05 16:40:22 | 夫婦

 餃子専門の無人販売店がお隣五香駅前に有ります。

新聞記事で無人販売店の、あちらこちらで商品を金を払わず持ち去るケースが続発していると出ていました。

 店内は清潔にコロナ対策もされていて・・

監視カメラが設置されていますが・・

冷凍餃子は全部1000円で白昼でも人目が無ければ、誰でも持ち去ることが可能のようです。

世の中の人が全て良い人なら商品の売り上げと料金箱のお金とがピタリ合っている筈です。

報道された記事によれば、商品をキャッシュレス化や紙幣の支払い装置を連動させるには莫大な費用が掛かるというので・・

只管、購入者の良心に頼って店舗を多数展開して来たのだという事です。

後期高齢者が昭和の現役時代に自動販売機のタバコや飲料の売り上げ金を狙って頑丈な扉をこじ開ける乱暴な手口の盗難被害が相次ぎメーカーが対策に翻弄された時期が有りました。

「どうか末永く美味しい冷凍餃子の無人販売店が成り立つよう願っています」

残念ながら金曜日生協の配送日、土曜日夕食はお寿司の日で我が家の冷蔵庫は満杯の筈です。

いずれ私も一度は無人の冷凍餃子を購入して奥様に焼いて貰う心算です。きちんと1000円紙幣を入れて・・

 半額交じりの千代田寿司はカードで買い物袋持参です。

「お箸は何膳?」

「箸は要らない・・お醤油だけ下さい」

「ありがとうございました」

やっと、お店の人も年寄り夫婦の顔を覚えてくれたみたい。ゴチソウサマ