本当に暑~くて長~い・・夏でした。
自分で使うタオルは日本製に限ります。
繊維が違うそうです。
年と共に弱る握力で、あちら製のタオルは目方の大きい程、絞り切れないで、辺りに水滴が滴り落ちて・・
又、奥様にお小言を戴くのです。
然し、とんだ濡れ衣騒ぎは蛇口の閉め忘れで幕を明けていたのです。
どんなに暑くても我慢の限界までクーラーを使わない私に、水道水で絞ったおしぼり用のフェースタオルは欠かせません。
奥様から「お父さん、又、蛇口から水が流れているよ!」以後気を付けて!と鋭い目線が言っています。
蛇口から漏れている水道水は、チョロチョロの筈なんですが・・
お互い節水には協力しなければいけませんね。
奥様から指摘された直後からの数日はタオルを絞った後、自分で意識して蛇口を閉めているのと、更に水滴が蛇口から漏れていないのを自分の目で確かめているので、その時は蛇口の締め忘れは無かったのですが・・
タオルを絞った直後に蛇口を意識して閉める習慣が薄れて、締める際に無意識の状態になった時に指摘される水漏れが発生しているようなのです。
この夏は何度も何度も奥様から言われて、我乍ら情けなくなり「老いぼれが、とうとうボケが本格的に始まった」のだと覚悟もしていたのです。
その上、先日の事、私の最後に残った2本の内の1本の差し歯が歯磨きの最中にポロリと抜けて・・
アッと言う間もなく、暗い洗面台の排水口の中へ落ちて消えてしまったのです。
排水口に落ちた貴重な差し歯は、もう諦めて行き付けの歯医者に新しい入れ歯を作って貰う予約をしたので一安心です。
奥様が団地の管理事務所で訊いたら、長年団地に住んでいて、設備の古くなった設備等は無償で新しいものと取り替えてくれるそうで・・
私達、団地生活は50年以上になりますから・・
管理会社の依頼で東松園の係りの人達が新しい器具と交換してくれました。
大分以前に私が洗面所下の水漏れを止める為に防水パテをベタベタと塗った部品は交換されて、序でに蛇口も新しいものに替えてくれたのです。
新しい蛇口についている3枚のパッキングは栓を軽くチョコッと回しただけで水は気持ち良くピタリと止まります。
今度は「お父さん、蛇口、今度は締めすぎてはダメよ!」
原因は蛇口のパッキングが摺り減って水が止まらなかったのです。
断じて閉め忘れでは無かった!
内心「勝手なもんだ」今迄は締め忘れに注意しろ!忘れずにギュッと閉めろ!だったのに・・・
さて習慣とは恐ろしいもので・・
今度は閉めすぎているのは奥様の方で・・
「オイッ、締めすぎだぞ!・・」心の中でパッキングが傷むじゃないか・・
二人共、ボケはボケ、夫婦は夫婦、お互い様なんです。
団地住まいも悪くは有りません。
あんかけ揚げ焼きそばが美味しい季節になりました。ゴチソウサマ