常盤平団地の５６年 霜

　朝、車でお出かけのドライバーの皆さん、余計なお世話かも知れませんが・・

何十年も前、私が毎朝7時前に車で会社へ通勤していたことが有りました。

寒いと運転席の窓が霜で真っ白くなって、慌てて段ボールで擦って削り取って・・

やっと運転席の前だけ見えるように・・

出勤で急ぐ時には面倒な仕事だとイライラしながら霜取りをしたもんです。

当地は今朝も冷えました。

散歩の途中で、近所のお家の若いご主人が液体の入ったビニール袋を運転席の窓ガラスに静かに押し当てて手の袋を移動していました。

ビニール袋の液体は、きっと熱いお湯だったのでしょう。

アッという間に、見事、窓ガラスは透明になって・・

「へ～！こんなやり方が有ったんだ！」一瞬、若い頃、霜取りで苦労した自分の姿を思い出しながら散歩を続けました。

ここ二三日当地も冷えて畑も真っ白けです。

お馴染みのネギ農家さんから収穫が始まった特産の白長ネギを分けていただくことが出来ました。

「明日でもいいですよ・・」

「そうですか何時頃伺ったら良いでしょうか？」

「そう午後３時頃なら大丈夫です・・朝の内は霜で地面が凍り付いてネギの収穫が出来ない」

成程、大概の野菜は朝採れが良いというのに・・

約束の時間に訪問して・・

「今年のネギの出来具合は？・・」

「去年より出来は良いんだけど・・相場がね～・・コロナの影響も有るんですよ・・」そうか、ここでもコロナ禍～？

　戴いた淡い青色の卵・・黄身が盛り上がって舌オンチも満足です。ゴチソウサマ

 

 

 

 

常盤平団地の５６年 頑張る舌オンチ食いしん坊

　これが我が家の初サンマです。

サンマと云えば秋刀魚・・

文字通り秋の味覚の一つ・・

昔から松茸などと違って、グッと身近な庶民の味方でした。

それがここ数年毎年不良とか？

原因は他国の取りすぎ？とか、潮流の変化でサンマが遠くへ行っちゃったとか？イロイロ言われて久しいが不漁には違いない。

愚痴を零しても仕方ない・・

「年内に一度は秋刀魚を食べなくちゃね～・・お父さん・・」

「ごもっとも！」

・・で去る日西友スーパーで１尾３５０円位だったか２尾買ってきて焼いていただく・・

「網の上で焼いていて油が燃えるくらいでなきゃね～」・・

「ダメか？油が下へ落ちて行くくらいでなきゃな～・・又来年だな～」

そうは云っても、秋刀魚には来年も期待していない夫婦です。

それでも例年通り秋刀魚を戴いた夫婦です。

然しこの頃から味覚障害が始まって・・

先週末、夫婦は行きつけのとんかつ屋へ晩飯を食べに行きました。

旬の夫婦は夫々カキフライ定食とエビフライ定食を注文・・

いつもと違って牡蠣も海老も今の舌オンチには美味しいとか旨いとかは期待できません・・奥様は別として・・

案の定、揚げたてのカキフライもエビフライも只揚げ物を口に入れた感じだけ・・美味しくも何とも有りませんでした。

そこで黒板に書いて有った一品料理太刀魚の煮付けを別注文しました。

食事を終えて、奥様が清算して・・帰り際「今晩はごめんね・・キャベツも残して・・おしんこも・・食べ散らかして・・」

「イエイエご心配なく・・太刀魚を綺麗に食べてくれて・・近頃これほど綺麗に食べ尽くしてくれたお客様は珍しい・・」

救われた私でした。

　翌日、奥様の付き添いを受けて西友スーパーで生きの良い黒カレイを２切れゲット・・

奥様がカレイの煮付けを・・どうやら完食です。ゴチソウサマ

 

 

 

 

 

常盤平団地の５６年 公園のボール探し

腰を痛めてからは、チョッと襲い早朝散歩の定番コースに公園名の無い広場が有ります。

以前、この場所で幼いころの草野球の話を投稿したことが有ります。

四角い園内を歩くのは４周位・・昼間は誰かが園内で遊ぶのでしょう。

ゴムボールを投げたり蹴ったりして遊び飽きて家路につく頃は幾つかのボールは塀際に散らばって・・

いつの頃か、老人がこのボールを見つけて１か所に集めるのが一仕事？いえ楽しみの一つになりました。

初めはボールは２個だった。

私の家に硬式テニス用のボールが１個あったので私の毎朝の楽しみになったのでお仲間に加えて入れてもらいました。

腰の痛みも少しづつ治っていくようでいい気分の老人です。

ある朝は公園の真ん中に集められたボールは遂に最高の5個になりました。

・・ですが、やがてボールは一つ減り二つ減り・・　狭い公園内を隅から隅まで探しても黒っぽい軟式ボールがやっと２個探し出すのが精いっぱいの毎朝になって・・

　とうとう一つになった・・

冬本番を迎えて、めっきり公園内の生い茂った４隅の枯れた叢が少なくなって・・

若しもそこにボールが転がっていればスグに見つかるはずなのに・・最後の１個も遂に消えて広場のどこにもボールは只の１個も見当たらない朝が続きました。

朝の散歩の途中で白くて柔らかいゴムまりを１個拾った私は懲りもせずに、又広場の真ん中に、そっと置いて、この公園を後にしました。

　

そして今朝は？・・ヤッパリこのゴム毬も姿を消していた。

散歩の途中で園内に入る際、先客のカラスが３羽ウロウロと園内を歩き回っていた。

今朝も公園の残り少ない周辺をボールを探して歩いて見たが遂に１個のボールも見つけられなかったのです。

私の軽いゴムボールはカラス奴が持ち去ったとも考えましたが・・

虚しいボール探しの公園散歩はマダマダ続きます。

昨日今日、当地松戸も今季１番の冷え込み・・畑の霜柱が一晩でこんなに伸びて・・冬ですから・・

古い皮手袋をしていても手が痺れる寒い冬になりました。

外出時のマスクも暖房に役立っています。

　舌オンチが唯一美味しく食べられる暖かいカレーライス・・ゴチソウサマ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

常盤平団地の５６年 俯いて歩くんです・・

「胸を張って大股で姿勢良く歩きなさい」と妻が励ましてくれましたが・・

脊椎すべり症は少しづつ良くなってはいるのですが、2歩前進１歩後退或いは停滞？って・・

デジカメをポケットに俯いて歩くと・

ヤッパリし地面ばっかり見ているのは必然・・

・・で落ち葉バッカリ写して歩く８８歳です。

　

　風が吹いて雨が降って今年も終りです。

　　上を向いても写真は撮れるんです。　

　きちんと舗装された地面との対比が面白い？・・偏屈なんです。

　子供用三輪車もカラフルになっているんですね～・・

　階下のYさんから、とっても大きな林檎を戴きました。

但し、奥様が小さく小さく刻んでくれます・・折角の林檎ですが味覚オンチには悲しいかな・・ゴチソウサマ

 

 

 

 

常盤平団地の５６年 皆幸せ

立派な鳩舎が常盤平団地に隣接した個人のお宅にの前に建てられています。

ご主人に伺ったらこの鳩たちは遠くは北海道から飛んで帰ってくる頼もしいレース鳩だそうです。

普段は毎朝の訓練？でこの公園から常盤平団地の遠く近く上空を何度も旋回を繰り返しているようです。

腰を痛めて1時間程遅い私の散歩にピタリと合って秋空の上空を思い切り右に左に翼の向きを変えて旋回してのびのびと飛び回っています。

とてもデジカメがついていけない素早さです。

後から映像を見て、どうやら視界とレンズの向きが合った何コマかを投稿させていただきました。

　１日目

　２日目

　３日目

朝の集団飛行を終えて鳩舎前の電線で一休み・・三々五々と隣接する団地の屋上に移って来ました。

下から上の様子は分かりませんが、きっと鳩たちは広々した団地の屋上で朝日をイッパイに浴びてノンビリと翼を休めて、自分たちの鳩舎でご主人が用意した朝食の餌の支度が出来るのを待って待っているのでしょうかね～・・

鳩たちは鳥インフルエンザなんか怖くも無いと思っているのか・・幸せな鳩たちです。

　そしてこちらも幸せそうに散歩する公園の鳩・・或いは幸せなカップルかも・・団地の鳩は皆幸せなのです。

　甘～いキュウイは今年はこれでお終いでそうです。

只一つ？味覚障害の私にも美味しく食べられた赤肉キュウイでした。

完食出来て今年も幸せです。ゴチソウサマ