小雨降る当地方、マスクしていつものコースで散歩です。
万一後で異常が起きた時に備えて、散歩のコース、寄ったお店などを帰宅して記録する事に致しました。
今年から取り立てのネギを沢山分けて戴いた農家さんでは、一面雨に濡れた広い畑が次の出番を静かに待っています。
先日、家族総出の畑でのネギの収穫作業が・・
ご主人に、先日のネギのお礼を「ありがとうございました・・皆に喜ばれました・・」
ご主人は笑顔で微笑んで下さいました。
優しい目が印象的でした。
この後、お家の庭では加工作業が日が暮れるまで続くのでしょう。
ネギ農家さんのお隣には一昨年迄は里芋を作っていた農家さんが有ります。
一昨年天候不順でアブラムシが大発生して壊滅的な被害に遭われて昨年は畑を休ませておられたお家ですが、今年は麦畑になっています。
疑心暗鬼の麦作り?畦道の様に幅の広い間隔で植えられています。
そしてネギ農家さん、元里芋農家さんの隣に古くから有る、別にもう一軒の農家さんが有ります。
大きなお家の農家さん?なのですが、囲いが有って、今迄、滅多にお家の人にお目に掛かることは有りませんでした。
或る日、この辺りを通り掛かると畑に屈んだ男の人の気配がして・・
この畑のご主人?の後ろには一面スギナの原っぱが・・
そこには何と土筆がニョキニョキと何本も生えているでは有りませんか・・
長い間、この団地で暮らして来た私が、初めてお目に掛かる可愛い土筆ん坊の姿です。
今から50年以上も前に、この土地で団地開発が始まった団地周辺も現在は殆ど整地開発されて自然の野原は皆無とも言って良いでしょう。
この農家さんが畑にしなかった昔からの原っぱで、私が見た沢山の土筆は伸び伸びとして、この一角だけに残った貴重な自然の風景に見えたのです。
遠くの方から「スミマセン、土筆を写真に撮らして戴いて宜しいでしょうか?・・」・・聞こえない?・
傍に近づいてもう一度「土筆撮らして戴きたいのですが?・・」
老人は振り向く事もなく「いいよ・・」の一言・・
お互い年寄り同士、若しかしたら耳が遠いのも一緒だったのかも?・・
後で、ご主人は若しかしたらマスクをしていらっしゃらなかったので、コロナ感染を恐れていたのかも知れません。
「でしたら申し訳ない」と後で思った私ですが・・
思わぬ土筆との出会い、この畑の持ち主との出会いが嬉しくて、私の声掛けには少々後ろめたい気持ちも残ったのですが・・
来年も生えてコイコイつくしんぼ、いくら食いしん坊でも決してこの土筆の子供達を積む心算は有りません。
久し振りに生協売店で買って来たコロッケ、鯵フライを戴きました。
カキフライは?・・沢山有りましたが、当分の間コロナとカキは怖くて自粛致しております。ゴチソウサマ