団地夫婦の日々

常盤平団地夫婦の54年、団地内で気付いた事を時々に、妻の料理、私の買い物等

常盤平団地の57年 87歳が初めて熱中症を経験 

2022-06-21 16:05:58 | 夫婦

前回のブログに酷い間違いが枝豆が打豆、日が火に・・読みずらい点が他にも多々ありお詫び申し上げます。

さて3時間以上の高齢者講習は思ったより簡単で楽しめた・・と自分では思ったのです。

テストもアンチョコに載ってるうちの一つが出てきたので楽々。

但し今回は結果成績を見せてくれませんでした。

実地運転は散々の出来でした。

助手席の講習指導者が次々にダメ出しをします。

冷や汗も出ません・・この時熱中症は始まっていたのかも知れません。

大体教習所の道路は狭すぎて、曲がり角の間隔が短すぎます。

3年前までのマニュアル車の感覚が蘇って必死に左足を使おうとして何度もストップ。

日頃の運転技術が全く適応しなかったみたいで・・ションボリの87歳です。

尤も私の次に実地試験を受けた高齢者男性も私と同様場内のあちらこちらで急ブレーキを掛けられて

「参った!」って言ってたので・・

それでも終了です。

納得いきませんが無事講習あ終わって・・

終了証明書を戴いて・・

もう帰って良いそうです。

駅までの途中、奥様に電話で報告しました。

「終わったよ。これから帰る。土曜日だから寿司を買って帰る。以上」ご機嫌な87歳です。

それから10分後のことです。

キップを買って五香駅のホームに立つまでは自分では異常は無かったように振舞えたのですが・・

電車がホームに入ってくると「どうもおかしい??」最後尾の車両にやっと乗り込む私・・

車内には空席もありガラガラ・・然し私は降り口のドア付近で立ってバーにつかまったまま・・

電車は三、四分で常盤平駅に到着

よろよろとホームに降りた私・・

つぎの瞬間・・ホームの真ん中、椅子のそばでバランスを崩し、その場に崩れ落ちて仰向けに尻もちを・・両肘をついて明らかに転倒したんです。

頭も少し・・「ゴッつん」と

これを見ていた電車の車掌が降りてきて駆け寄ってくる。

両脇を抱え込んで私を抱え上げ傍らのベンチに座らせてくれました。

「大丈夫ですか?」

「ハイ大丈夫?です・・あ~スミマセン大丈夫です」

車掌さんは素早く電車に戻ったようで・・発車です。

ドアの閉まった電車は次の八柱駅へ向かってゴー・・

身を乗り出して心配そうに私の方を見守る車掌さんに一礼して見送る私です。

と言っても・・手で合図するだけの87歳です・・情けない話。

電車が過ぎ去るとホームに人影は無く・・次の電車が来るまで10分以位いは誰も辺りに私の尻もちを見た人は誰もいない・・

「意識はハッキリしている」と自分では判断して・・

・・やがて呼吸を整えて立ち上がりよろよろと歩きだして手摺に掴まって体を持ち上げるように一段づつ階段を上って・・

手に持った150円のキップで改札口を通過・・

下りの階段を慎重に降りきって表に出たのですが体の異変は何度も深呼吸を繰り返しても収まらず・・

足が前に出て行かない・・喉も乾く・・日が暮れてここだけが明るい駅前パチンコ店の角で・・

そこに立っているポールに掴まって立っているのがやっとの私・・意識はあるのですが左足がガクガクして自分ではどうしようも無い・・

行き倒れか~?まあ駅前だ、・・何とかなると・・

意を決しスマホを取り出したがポロリとコンクリートの地面に落っことす・・

左手にチカラが入らない状態で座り込んでスマホを拾い上げ家へ電話を・・

「今、駅前にいる、そうパチンコ屋の前に、動けない・・済まん・・迎えに来て・・頼む・・」

「そう、すぐ行くから・・お父さん水分取っている??」

「そういえば水は飲んでいない」

「熱中症よ・・それって熱中症なのよ・・」「・・かもな・・」力なく答えてスマホを。そうか熱中症か・・他人に言われるまで全然気が付かない87歳。

迎えに来てくれた奥様に暗闇に座ったまま「その辺で・・そうだそこのセブンイレブンで水を・・何でもいいから買ってきて・・」

奥様が買ってきてくれて栓を緩めてくれたペットボトルの飲料水ポカリスエットを一気に飲み込んで・・

やっと一息・・「ふ~ん・・参ったよ、本当に参った・・」

「ダメよ水飲まなかったって・・熱中症よ・・熱中症・・飲むとこは何処でもあったでしょう・・何故飲まないの・・いつも・・」

「ウン・・」ダメな後期高齢者87歳・・何も言えない。

「今タクシー呼ぶから・・待ってて・・」「ウン・・」

タクシー来る・・ドアが開いてる・・乗り込むというより、這い上がってやっと後部席へ座り込む87歳。

これはもう自分の体じゃない・・家まで二三分、距離にして500m・・我がタクシー乗車歴最短の団地自宅帰りです。

土曜日の夜から体調が極端に悪くなり夜間トイレに行くのも一苦労でした。

日曜日丸一日休養して20日夕方やっと奥様付き添いで最寄りのスーパー迄歩いた結果です。

左足も左手も少しづつ感覚が戻って来て体調も徐々にではありますが戻りつつあるようで、体ふらふら直後の転倒尻もちはやはり熱中症だったようです。

3時間、水分を取ることを忘れて講習に没頭していた私が愚かでした。

「お父さんいつでも水分取らないとだめよ・・」

まかり間違えば救急車を呼ぶところでしたが・・スマホに救われました。

激しい運動もしていないのに熱中症とは・・

 梅雨イワシと書いて有りました。奥様賛同のゲットです。

勿論シッポ以外丸ごと食べられます・・煮込んだ梅干しも美味しい・・ゴチソウサマ