ここ数か月毎日曜日午後7時夕食は二人でサイゼリヤと決めている。安い、料理が早い、料理を選ぶのにあれこれ悩まない、長い間近くの居酒屋風の店に通っていたのだが、急に飽きてしまった、揚げ物を余り食べたく無い、料理も毎回選ぶのに苦労してしまう、お店の方は何故来ない?と訝っていると思うが、毎週来ていた客が時々ではと、ついつい暖簾を潜らなくなって半年、その間近所のラーメン店、蕎麦屋とアチコチ転々週一の店は定まらず、去年の暮れ辺りから時々サイゼリヤに行くようになり、ここ一か月は毎週である。先日妻が訊いてきた話「サイゼリアの厨房には包丁が置いて無いらしい、食材は全て店に来るまでに加工されてて、サラダ等の野菜類は全て外で捌かれ、魚介類は全て加工されて、店内で調味料と共にフライパン、鍋に入れて熱を加えれば、一品出来上がり、途中の過程で包丁の出番が無いそうで・・」成程納得、綺麗な厨房が目に浮かぶ・・・
参った!考えてみれば、アチコチにカット野菜の工場が有り、港には水産物の加工場が有るのだから店内に包丁が置いて無いといって不思議は無いのだが「サイゼリアの厨房に包丁が無い」と言われれば「そうなの?」と考え込み、何故イタリア料理がこんなに安く(値段は個人の感覚ですが)食べられるのか、徹底した手間を省く努力がされてるのではないかと・・そのに店員皆若くキビキビして客対応も気持ち良い、外食の人手不足はここでは見当たらないようだ、料理もすぐ出て来る、生ビールが真っ先に出て来るのが私的には辛い、何故って食いしん坊、つまみが無いとビールに口がいかない、と文句も言わない内、サラダが運ばれて来るから安心する・・・
シェフサラダ(299円)のレタスの葉は千切って手加工してある、辛味チキン(299円)の手羽中肉が、こんなに旨いのは包丁とは関係無いか?生ビール片手に(中ジョッキ399円妻が半分口付けるグラス赤ワイン100円写真はロゼチョッと50円UP)右手のホークにミートソースボロニア風(399円)をクルクル巻きながら感心しきりな私であった。一方で本格的なイタリヤ料理で手間の掛かったシェフの料理を味わったことの無い私がイタリアン料理を話すなんて「トンデモナイ田舎もん!」と叱られそうで・・でも安くて旨けりゃ食いしん坊には「ゴチソウサマ~」
二人の夕食代2000円で105円のお釣り、此処では誰にも気兼ねしないで過ごせる二人だけの僅かな安らぎの空間が楽しめる休日夜のひと時がある。居酒屋だと二人で4~5000円位かな、ビールも中瓶お代わりするし・・
帰りがけ、サイゼリヤと同じ階の百均(百円ショップはもう古い?)ダイソウに妻が買い物「鏡が欲しい・・」「どれどれ?」驚いた!鏡売り場の充実さ、「さ~いらっしゃい、どれにする、百円ショップってバカにしてはいけね~」「何に使うって?顔見るのよ、歯を磨く時見るのに持って来い大きな鏡、何と裏も鏡、でこっちはより大きく映る鏡、自分の顔がデッカク映る、口も馬鹿でっかく、これでも百円?これに決めた」