団地夫婦の日々

常盤平団地夫婦の54年、団地内で気付いた事を時々に、妻の料理、私の買い物等

常盤平団地の54年 88 住めば都と言うけれどホントです

2019-05-07 21:59:52 | 夫婦

日本住宅公団によって常盤平地区に大団地が開発されたのは50年以上も前の事です。

若い団地族と共に団地の周辺にも庭付き1戸建ての持ち家が建てられていきました。

当時から医院の開業とか、地元の会社重役とか、自分の土地を売却して新築した農家とか、比較的安価な土地に将来の発展を見越して当時のお金持ちの人達が移り住んで来たようです・・

現在でも常盤平駅の正面こそ商店が集中していますが、それを過ぎれば右も左も団地です。

4000人以上が住む団地の周辺を高級住宅が囲み、この辺りの農家の土地が今また開発されて新しい少し小さい規模の庭無し駐車場付き住宅が続々と建てられているのが今の常盤平です。

以前建てられた家のお庭は広くて、住人も年を取ってきて、皆さん「庭の手入れが大変だ」と今は持て余し気味だと伺いましたが、この季節に庭の垣根に植えられた樹の花は見事に咲き誇っています。

私にも昔、こんなお庭とお屋敷を見て羨ましいと思った時代も御座いましたが、今、この歳になりますと長い団地生活の私には自分の庭などは却って手に余る代物に見えて・・その意味では、最近は住まいの広~いお庭よりも団地住まいの方が余程気楽なのかも知れないと正直思うのです。

何処か他所の国の様に高層ビルが並ぶ都市の陰で貧困に苦しむ低所得層の人達が暮すスラム街が存在するような構図では無くて、極普通の人達の住む団地区域が中心で、周りが普通の1戸建てに住む住人、それに以前からこの土地に住む農家の人達・・こんな三様の人達が夫々普段の日常生活をしていて、余り周囲にご迷惑を掛けない静かな自然環境を作り上げて来たのが常盤平団地の特徴では無いかと思うのです。

勿論老人は多い、特に一人暮らしのお年寄りが多い常盤平団地ですが・・皆良い人ばかりが肩寄せ合って散歩して仲良く暮らしている素晴らしい団地なのです。

今を盛りのお家のお花を外から、そっと眺めては勝手に楽しませて戴いています。 

一方で団地にお住いの皆さんは、農家さんが貸し出す区画農園で野菜やお花を作り、自分が住む団地の前をささやかでも立派なお花を植えて、これも又楽しんでいるようです。

雑草達の可愛い花達が広い芝生に伸び伸びと咲いています・・

  天気は良いし、お二人揃ってご自宅前の花壇の準備に余念が有りません・・1階に住む人の特権です、どうぞどうぞと応援したい気分です・・

  一般の農園も閉鎖されて次々と住宅が建てられていくのがチョッと残念ですが・・

周辺には新しい建売住宅が続々と建てられて若い人達が移り住んできています・・孤独死や老人の行方不明が頻発する常盤平団地ですが、年寄りには暮らしやすいのも事実なのですよ。

「一緒にいるのに、よくもお母さんの風邪は俺に移らね~な~・・ホントは風邪じゃ無いんじゃない?・・」と暗に「医者に診て貰ったらどうだ?・・」と云っても頑張るお母さんです。

私にしても、どこが痛いんだ足の膝、日替わりで膏薬貼る位置アッチコチと・・又買って来なければ・・

そんなこんなでいつの間にか世間様の大型連休も終ったようで・・

それでも夕食にはオカズが色々出てきます。ゴチソウサマ

 

 

 

 

 


常盤平団地の54年 87 海苔巻きが食べたい 

2019-05-06 16:24:18 | 夫婦

プロ野球は今日も有るようです。

野球中継では無いTV野球中毒の自分です。妻は呆れていますが、風邪引きの中、今夜もお付き合いいただいて恐縮です。

昼前に今日も何かと忙しそうな妻をおいてだ掛けます。

済まなそうに一言声を掛けます「散歩に出るけど・・お昼何する?・・」

「海苔巻きが食べたい?海苔巻きぐらいなら食べれる・・」

「そう海苔巻きね~・・何処がいい?・・」

「矢張りあそこが良いね~・・」

珍しや・・妻からお昼のリクエストを戴けるなんて・・ぐうたら亭主と一緒の連休も今日が最後と何処かで嬉しがっているのかも知れません。

それで決まり。

何処で何を買って来るか、お互い思っている店が違えば、即座に「あそこはダメ・・わさびが皆別になってる・・」海苔巻きにわさびは関係ないと思いますが・・

わさび抜きが店の商品全てを否定して仕舞うのですから恐ろしいです・・

但し現在妻は舌オンチ、匂いオンチの儘だからわさびが付いていようといまいと解らない筈ですけど・・・

 

私がお昼の弁当等を買って来ると妻は必ず味噌汁とかを作って呉れるのですが・・

今は手作りの味を期待しても無理・・

今回は即席みそ汁を買って来ました。「我乍ら気が利いているな~」と自慢げにテーブルに広げましたが・・椀にお湯を入れて作って出して呉れたシジミ味噌汁・・

私は一口、飲んでみて旨かったのですが「旨い・・」とは言えませんでした。

妻は矢張り「お味噌の味がするのだけど・・」旨いとも美味しいともシジミの味がするとも言わない今現在の妻なのです。

お茶漬け海苔の方が安くて私の好みだったのですが・・奮発して損した気分でも有ります。

ケチで食いしん坊の私です。

ランチタイムの握り寿司は卵焼き以外全て私が戴きました、残念ながら妻の食べられる寿司ネタはマグロ以外は皆無だったようで・・

そのマグロも「食べろ、食べろよ」と何度も進めたのに、最後は私の口に入って仕舞いました・・それでも干瓢海苔巻きは美味しそうに食べてくれたので二人共満足です。ゴチソウサマ

 

 

 

 


常盤平団地の54年 86 超大型連休の終りに

2019-05-05 21:56:06 | 夫婦

世の中10連休、こちらダラダラ年中連休・・

 今朝も団地は青空が広がって・・

 

広島球場の巨人広島第一戦は幸いTVの放送が無くて翌日の朝刊で巨人の負けの結果を見て「ヤッパリ・・」

後の2戦は何れもTV放送を最後まで見て「グッタリ・・」「どっちもどっちだな~・・」

若い頃は1戦1戦最後のゲームセット迄見ても疲れなかったが・・「くたびれもうけとはこの事か・・」

お金を払って球場まで足を運んだお客様は4時間も5時間もプロ野球が見られて、きっと「満足~・・」

野球好きの年寄りは「早く終わらんと・・何も出来ん」ごろんと寝ながらTVの前でイライラするばかり・・楽しむべきなのでしょうが・・

それにしても田口が最後のピッチャーで出て来たのには驚いた、今日1軍登録されて、緊急登板?勝ちが無いゲームでハラハラさせての引き分けで原監督のニコニコ顔が印象的でした。

さて、普通自動車ウイングロードから軽自動車スズキになっての初めての連休中・・出動したのは妻の美容院へ往復2㎞余り・・1週間も延びた美容院行きだけど「お父さんが送って呉れなければ又断ったの・・」送迎付きで1万?円、「本当は幾らなんだ?」とは言わない訊かない夫婦お互い様なのです。

今日の私は歩き1000m程の散髪、費用2000円弱でご指名料付き・・この差は何だ・・共に髪の毛の量も、共に耄碌頭なのに・・

 今日は日影が欲しい位の散歩道でした。

振替休日の明日も車の遠出は無し・・それでいいのかも知れません。明日は野球も無いでしょうから・・

風邪のせいで、香り、味が全然解らない奥様・・柏餅の葉っぱに鼻をクンクン「コレ葉っぱが違うんじゃない・・匂わない・・」安い柏餅のせいとも言えない・・未だ食欲も、味覚も、匂いも、咳も・・

私の野球TVに付き合って、イビキを掻いていますが気持ちは良さそうで「そのまんまソッとしておきました・・」・・・

二人で買った生協の菖蒲の葉も匂わないのは、風邪のせいばかりじゃ無いと思うが「近頃の菖蒲は匂わない・・」は去年も同じセリフが・・ですから今年は勿論「匂わない・・」で・・

今日は日曜日3週間振りのサイゼリア行き・・二人共余り気が進まない週末行動でしたが、妻は案の定「味がしないし、お腹の空いて無い・・」でホントに久しぶり揚げチキン1本を内緒で3重のナプキンで包んで持ち帰り・・飲食代2200円余りのレシートも持ち帰る・・

然し、夫婦にとってサイゼリアは1週間に1度の骨休め・・

帰り道「お父さん歩いている時も痛いの?・・」「いや痛くないが・・階段上がる時だけだ・・自分でもどこが痛いのか触って見ても解らない・・」

心の中で「休み明けにクリニックに行って診て貰おうかな・・」と考え乍ら内の階段を上がり始めたが、今夜は殆ど痛みを感じない・・久し振りに生ビール飲んだせいかも・・ゴチソウサマ

 

 

 


常盤平団地の54年 85 藤棚にお砂場とベンチのセット

2019-05-03 22:06:25 | 夫婦

団地のあちらこちらに藤棚とお砂場とそしてベンチがあります。

団地に住む若い夫婦が少なくなって、小さい子供達がお砂場で遊ぶ姿も見かけなくなりました。

藤棚の下は静かな小公園です。

 ワンパク小僧達も連休でしょうか・・

 お年寄りには静かで誰も邪魔しない憩いのベンチです。どうぞごゆっくり

  花びらが敷かれたベンチも人待ちです。

 ベンチで休む余裕も無い自分が恥ずかしいです・・

 気の毒な位・・咳が未だ止まらない妻なのです「咳止め効かないな~・・薬局もいい加減だな・・」八つ当たりしてゴメンナサイ・・

妻の作った炒飯、味噌汁「舌が解らないから・・」「美味しいよ・・」と慰めますが・・私も舌オンチですから・・ゴチソウサマ

 

 

 

 


常盤平団地の54年 84 昭和天皇崩御 

2019-05-02 10:28:47 | 夫婦

昨日は令和の一日、一昨日は平成最後の日、

2日間、日本中で様々な祝いの行事が有ったようです。

平成時代の天皇の姿を見て来られて、新しい天皇は立派なお言葉を述べられました。

団地に降りしきる雨の昨夜、ふっと昭和天皇崩御の折に皇居前広場で記帳した、あの日の事を思い出しました。

矢張り、あの日も雨の一日でした、広場に張られた幾つもの白いテント前に記帳する人の行列ができて、一人一人黙々と記帳を終えて・・暫らく皇居方面を見詰めて両手を合わせた記憶が・・

何故だか、そのあと広場に特設された電話で都内高田馬場の実家の母に電話をした覚えがあります。

「今、記帳に来ているんだ・・母さんの分、父さんの分迄、拝んだ・・・」涙がこみ上げて声が震えていた私でしたが・・

昭和天皇が長い戦争の時代を経て人間宣言をされ、自らの命より国民の安全を第一にマッカーサーに言われたからこそ終戦後の日本再建があり、その後の繁栄があり、何よりも平成の平和時代が続いたのは間違い有りません。戦争の犠牲になられた多くの人々とご遺族に深くお詫び申し上げる事は勿論の事ですが・・

昭和天皇の戦時の功罪に付きましては妻が功罪の後者を重視ししているのは、夫々の時代の受け止め方の違いだとは思うのですが・・

ともあれ、昭和天皇のの生き様を顧みて平成を通しての慰霊の旅が天皇在位期間中の中心に有り、美智子妃はその意図を汲んで常に同行されて来た・・戦争の無い平成の時代は、父なる昭和時代の天皇と昭和国民の反省の上に有るとも言えるのではないでしょうか・・

その意味では、父の恩、母の恩、こそ夫々の時代のこれからの時代にも忘れてはいけないのだと思います。

母は「何処にいるの?宮城の広場・・そう有難う・・」昭和の時代が終わった時の思い出ですが・・何故か人は悲しい時の事は忘れられないのですね・・

平成から令和へと続いたお祝いの日・・上皇様夫妻となられたお二人のこれ迄のある意味昭和国民懺悔の旅に深く感謝するとともに、更にいつまでもお幸せな余生が続く事を願っています。

散る桜残る桜も散る桜、良寛和尚・・団地の今を楽しみましょう・・

 「半額の苺どうだった?」「ウン・・一つだけ傷んで・・」「流石生協上出来だな~・・」今朝はナッツもクルミも揃って充実の朝食です。

 6時過ぎ散歩へ・・自宅近くで団地の何処からかカレーの匂いが鼻にツンッと・・

花粉症の薬もいつの間にか無くなって・・今夜の夕食は「有るものでいい?」「ウン・・」ゴチソウサマ