精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

お知らせ

2008年08月20日 08時22分59秒 | イベント

 以前もお知らせしましたが、再掲です。
 
 精華町国民健康保険運営協議会
   8月20日 午後3時から  役場6階にて
  傍聴できますので、お越し下さい。

 教育のつどい
   8月21日 午後1時半から 京都市・みやこメッセ
   井上ひさし さんの講演などあります
   要招待券…佐々木が2・3部持っています。希望者はご連絡下さい。

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手話のリアリティ

2008年08月20日 08時19分07秒 | 佐々木の想い
 昨日は議員団会議での、9月議会準備などがあった。夜は、恒例の手話サークルでビデオを見る。全国手話通訳問題研究会が、全国各地の「魅力ある手話」をビデオに収め、記録・普及している。
 (スペースの関係で若干不正確な表現となりますが)日本語対応≒音中心の手話ではなく、伝統的手話≒情景がイメージできる手話表現が豊かだ。この作業は、全国各地で取り組まれているが、単に昔の手話を記録にとどめるという意味を超えている。
 先日もNHKで放映されたが、数年前、長崎の8月9日平和祈念式典で、山崎さんという聴覚障害者が手話で被爆の状況を語った。全国放送されたので、ご覧になった方もあるかも知れませんが、8月9日前後のことが手話という音声言語ではなく「見るコトバ」を通すことで、リアリティを持って伝わってきた。手話を知らない人たちにも、そのリアリティは伝わり襲撃的だったとのことだ。
 昨日学習教材として使ったビデオも、すでに亡くなっている方もいたが、先の戦争経験者で、広島での疎開体験や尼崎の軍需工場での爆撃体験などを語られていた。単なる手話の記録ではなく、戦争時に障害者がどのような扱いをされていたのか・何に困ったのか・平和についてどのように考えているのかなどを後世に伝えることができる。
 先ほどの長崎の例でも、「ピカドン」の「ドン」がなく「ピカ」だけだったが、その時も情報不足が問題となった。現代風に置き換えると、被災した際、音声言語でコミュニケーションできない方々への情報保障がなかなかされないことに似ている。13年前の阪神・淡路大震災の時も、そのことで私たちも大変苦労した。
 でも、少しずつだが世の中も変化している。先日(このブログでも書いたが)出雲に出かけた。帰りに、岡山駅で乗り換えるのだが、その日四国内の大雨の影響で列車の部分運休・代替列車の案内というトラブルが発生していた(岡山は快晴)。私は健聴者なので、岡山駅に到着する直前に、車内の案内放送で知っていてた。聴覚障害者がしばしば日常生活の中で困る典型例だ。JRはそのへんのことを熟知しているはずなので、どのような対応をするかと岡山駅の状況を観察していたら、駅構内のところどころや待合室に設置してあるパネルモニターで、車内放送していた情報が表示されていた。いいことである。岡山駅は、この間大規模改造をして昨年にリニューアルされた駅なのでかも知れないが、最近都市部の駅の案内板には、電車の行き先・種別・時間以外に、停車(乗降)位置・遅れ状況などの情報も流されるようになってきた。これらの情報は、単に聴覚障害者だけでなく、私たちにとっても有益である。
 日本が「国際化」すれば、日本語を理解できない外国人も多くなるだろう。多種多様な人々がそれぞれの地域に共存していることを忘れず、行政を初め関係者はまちづくりに「配慮」してほしいと願う。
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