精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

理論と現実

2008年08月31日 15時30分36秒 | 佐々木の想い
 この世の中には、理屈・理論と現実の間にギャップがあることがたまにある。そして、よく耳にするのが「そんな理想論言っても現実をもっと直視したら、できるわけない」という論の方が多いように感じている。
 短期間の視点で見れば、確かに現実的な動きしかできないことが多いだろう。でも、20年・30年という中長期的な視点で振り返ってみると、意外と「夢物語」だったことが実現していることがある。
 私が初当選したのは19年前だが、そのころ取り上げた「バリアフリー」とか「防災計画」などのテーマは、当時の町長以下職員にとって「何の話」という受けとめだった。今では、かなり変化してきて、国の法律も整備されたこともあり、当たり前のことになってきている。
 「現実をよく見よ」という忠告は有難いし、地に足がついていない話は実現しないだろう。しかし、現実を「動かないもの」と見ていては、私たちがめざすところには永遠に行きつかない。
 自治体・議会・会社・地域社会・団体にしても、それらの存在意義と崇高な目標があるはずである。現実がまだまだ追いつかない(低いレベルにある)ということで、あるべき姿までレベルを下げてはならないと考えている。
 ものごとには、紆余曲折があるし、すべてのことが順風満帆に進む訳ではない。試行錯誤しながらも、めざすべき姿を見失わず、絶えず改善を続けることこそ必要ではないだろうか?昨今の短絡的な発想・議論を見ていると、多少なりとも不安を感じている。
コメント
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