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首里城にて - 琉球菓子と龍樋ソフト -

2018年06月17日 | 沖縄県(沖縄そば・ソーキそば・その他)

沖縄県の首里そばさんで食事をしたあと、

私は首里城公園を訪ねる事にしました。

現地に来て初めて知ったのですが、なかなか広大なエリアです。

私は京都の平安神宮ぐらいの規模と思っていたので。(^^ゞ

特に城壁のスケールの大きさには驚きでした。





首里城は琉球王国の城(グスク)であり、琉球国王の居城として知られています。

琉球王国は1429年に成立された国家で、

中国、日本をはじめとする東南アジア諸国との貿易が盛んな国だったそうです。

1879年(明治12年)日本政府が軍隊を派遣し、首里城から国王尚泰を追放したことで、

450年間続いた琉球王国の歴史に終止符が打たれました。

黒船で有名なペリーも、琉球王国に関わっています。

実は、日米和親条約を締結させるまでの間、

ペリー提督率いる艦隊は、琉球王国を拠点にしていたのです。

1853年に琉米修好条約を締結しています。

内容は以下の通り。

1.自由貿易

2.米船舶に対する薪(燃料)・水の提供。

3.米船からの漂流民の救助

4.米国に領事裁判権を認める

5.米国人の墓地の設置と管理

6.琉球国の水先案内に関する規定

7.米船舶への薪水の提供に関する費用等

以上が条約の内容です。

米国の都合の良いように仕組まれた、一方的かつ強引な条約であったことが理解出来ます。

ペリーが琉球に停泊していた頃、ある噂が流れていました。

日米和親条約が締結されなかった場合、

徳川幕府への見せしめで、琉球王国を制圧し、米国の支配下にするつもりでいたとか。

琉球王国のような小さな国家は、平和に過ごしたいと願っていても、

時代がそれを許してはくれません。

大きな存在に飲み込まれて行くのです。

琉球王国は後に薩摩藩の支配下となり、日本政府によって終止符を打たれ、

沖縄県となってからも、先の大戦で、米軍の沖縄上陸により、

県民の4人にひとりが戦死するという悲惨極まりない状況を迎えます。

そして日本は敗戦し、終戦直後から27年間、沖縄県は米国の統治下に置かれます。

現在の沖縄は、リゾート地である事は確かで、私もそれを楽しもうと思います。

ただ、リゾート地とは違う面を持つ、そんな沖縄があることも、私の心に刻み込んでいます。

しばらく公園内を歩いていますと、あの有名な門が見えて来ました。

2千円札でも有名な守礼門です。

守礼門をくぐり抜けて正殿へ向かいます。

日本とは思えない景観に圧倒されます。

沖縄着物を着た人達が、私の前を歩いていましたが、日本の方ではありませんでした。

長い階段を上がり、ようやく正殿へ辿り着いたのですが・・・、

残念ながら正殿は改修工事をされていました。

こちらの正殿ですが、1945年(昭和20年)米軍の攻撃により焼失しています。

復元されたのは1992年(平成4年)です。

正殿の改修工事は本当に残念ですが、

ただ、正殿の中へ入る事は出来ます。

入殿料820円を払い、殿内を見学しました。

基本的に撮影禁止のため、殿内の画像は少ないですが、王座のある御差床(うさすか)は、

撮影が認められています。

この部屋を見るたけでも、高い入殿料を払った甲斐があります。

画像ではその凄さが伝わりにくいですが、本当に素晴らしいものでした。

これは是非、現地まで足を運んでほしいと思います。

あと、殿内で↓↓このようなものが販売されていました。

310円の料金にて、鎖之間という和室で琉球菓子とお茶がいただけるそうです。

すぐそばに受付カウンターがあったので、さっそく注文すると、40分待ちとの事。

このような場所で伝統のお菓子とお茶をいただけるなら、40分なんて問題ありません。

料金を支払い、番号札を受け取りました。

20分ほど殿内を見学し、鎖之間の待合所へ戻りました。

15分ほど待って、ようやく番号を呼ばれました。

鎖之間は土足厳禁なので、靴を専用のロッカーに入れてから入室します。

室内はほぼ満席で賑わっていました。

座卓の上には鎖之間を紹介しているPOPと、

琉球菓子とお茶を説明しているPOPが置かれていました。

しばらくしてお菓子とお茶が運ばれて来ました。

花ぼうる、くんぺん、ちいるんこう、ちんすこうの4種のお菓子とさんぴん茶です。

さんぴん茶(ジャスミン茶)はおかわり自由とのこと。

器も良い物を使われています。

さんぴん茶を飲んでみますと、ジャスミンの良い香りが鼻を抜けます。

この香りが気持ちを楽に、優しくしてくれます。

もちろん、おかわりしました。(^-^)

お菓子をいただきますと、どのお菓子も美味しい。

中でもくんぺんが一番好みでした。

ふと気が付けば、先ほどまで多くの人が居た室内ですが、

一時的に私ひとりとなっていました。

これはチャンスと、室内を撮影させていただきました。



 とても貴重な場所で、伝統のお菓子、お茶を味わえ、

大変満足させていただきました。(^^♪

スタッフの接客もとても良かった。

いい思い出になりました。

正殿をあとにして、

首里城公園入口近くにある「首里壮観」というレストセンターへ向いました。

その施設内のお店「カフェ龍樋(りゅうひ)」で、

「龍樋ソフト」なるソフトクリームを見つけたので、早速購入して食べてみました。

ソフトクリームに、砕けたちんすこうと黒蜜がかけられています。

これが驚きの美味しさです!!!(^^♪

ちんすこうのサクッとした食感に、くどさのない黒蜜の甘味が見事にマッチしています。

私が食べたこれまでの、どのご当地ソフトよりも、美味しかったです。(^^♪

首里城公園を訪ねて正解でした。

とても有意義な時間を過ごせる事が出来ました。

ほんと、カミさんと一緒に訪ねたかったです・・・この場所は。

首里城公園公式サイト↓↓
http://oki-park.jp/shurijo/

 



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