「マット・スカダー」シリーズ-4作目
『暗闇にひと突き』原題:A STAB IN THE DARK(暗闇の刺し傷) ローレンス・ブロック著 田口 俊樹訳
9年前アイスピックを使った連続殺人事件の犯人が偶然逮捕されたものの、バーバラという主婦だけは、自分が殺していないと強固に否定しているのでした。 そんな中、バーバラの父親が真犯人は誰なのか探して欲しいと依頼してきました。
調べるうちバーバラに関する良からぬ事実?が浮かび上がり、父親は調査の打ち切りを求めてきます。 娘は聖女であると信じていた父親には耐えがたいものがあったのでしょう。 しかし納得のいかないマット・スカダーが調査を止める筈はありません。
結果、意外な人物が犯人だったのですが・・・
アイスピックを使った殺人の手口は体中を刺し両目も刺していた(残酷です)のですが、バーバラを殺害した犯人の妻は「盲目」だったことと関係あるのかな・・・なんて考えてしまいました。 マットに真実を告白することで、彼の助言で自首した真犯人は永い苦痛から解放されたのかも知れません。 罪を抱えて生き延びることは難しいでしょう。
話は逸れますが、度々出てくるので・・・マットがアームストロングの店で飲むバーボン入りのコーヒー☕、どんな味がするのかな?気になります。