『ひそやかな殺意』原題:Tngled Lives(もつれた人生)
マーゴット・ダルトン著 皆川 孝子訳 古本屋さんで見つけて「積ん読」になっていた1冊です📚
昨年は思いがけず出会った作品にドはまりしてしまい「マット・スカダーシリーズ」を読み尽くしました。
そして飽きもせず(^_-)-☆ローレンス・ブロックの短編集を買ってしまいました。 その内にご紹介しま~す。
さて今回の作品ですが、以前読んだ東野圭吾の「分身」をチラチラ思い出しました。
「分身」での姉妹は、ある意図によるクローン技術の結果の誕生。 姉妹はお互いの存在を知らないまま成長し、ミステリーの世界へと引き込まれましたが・・・「ひそやかな殺意」の姉妹も違う養子先で育てられお互いの存在を知りませんでした。
そもそも、話の前半では一人の人間に違う人格が宿る「多重人格症」として扱われていて(この時点でメグに入れ替わっていました)、リーザ(メグの姉)と従妹と名乗る私立探偵のクレイによる恐ろしい計画に引き込まれていました。 結末は、メグに幸せな人生が待っていて「良かったね」目出度し、目出度しだったので気持ちがス~💞っとしました。
双子というのは離れて育っても、何処かでお互いの存在を感じるもののようですが・・・ エピローグでのメグとリーザの会話の中には、お互いの過去の時間を取り戻そうとしている様でもありました。