麓のわらぼっち / CONTAX T3 : FUJICOLOR PRO400 Professional
先日、山形県酒田市にある土門拳記念館にて、
「土門拳の昭和」を拝見させて頂きました。
展示作品目録を確認すると、内容は下記の様になっていました。
1.戦前・戦中の仕事
2.戦後日本の歩みとともに
3.風貌
4.日本の美
その中で、「4.日本の美」のエリアには古寺巡礼を始めとした代表作が、
静かな迫力を以って展覧されていました。
土門拳が捉えた仏像の写真を目の前にすると、
自身の全てを、その仏像に見透かされているような気がして、
何か戒められるような思いがしました。
自身の日頃の行いに対して自問自答し、そしてこの仏像と面と向かった時、
不思議と、自身の在り方のようなものを教えられるような気がしました。
自然を前にしても、この仏像を前にしても、
自身のちっぽけさと未熟さのみが浮き彫りになる様な気がして、
その中で何が出来るのかという答えを、仏像は常に語りかけているような気がします。
その語りかけを感じ取れる人間になれるよう、日々大切に歩みたいと思いました。
写真展情報はこちら ⇒ 齋藤大悟写真展 『 海辺に流れる時間と静寂 』