新しい年の海の夜明け。今朝は少し波こそあれ比較的おだやかな景色が広がっていた。昨年の元日の朝は雨とあられが強かったものの、鳥海山の方から一瞬の陽光が差し込むと鉛色の景色は一変し、水平線に虹が現れたことを思い出す。夕方、改めて足を運んで波打ち際に三脚を立てた矢先、能登半島地震が起きた。防災無線のアナウンスが響き、急いで帰路に着いた。対照的に、海は非常におだやかだったことを覚えている。今年はどんな年になるのだろう。どんなことが起きても一つ一つに真摯に向き合いながら日々を送ることができればと思う。そして淡々と日常の景色をフィルムに収め続けていきたい。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。