そう言えば思い出したのですが、小学生の頃の今時期には『わらび採り』の宿題が有りました。
私の小学校は全校児童で50~70人くらいの小さな小学校ですから、一学年で10人いれば多い方で私の同級生は12人でしたな。
天候にもよりましたが全校児童に宿題で「明日の日曜日は山に行ってわらびを採って、月曜日に学校に持って来ましょう。」って宿題が出ました。
今と違ってわらびは畑の脇とかあちこちに沢山出ていましたから、近所からちょっとだけ採ってくる子もいれば、親の見栄?(笑)で奥山に親と一緒に入って太くて長くて立派なわらびを採ってくる子も・・・
我が家は親父が林業でしたから山菜採りも大好きで、見栄はって(笑)奥山から採ってくる方でした。
私はわらび採りは嫌いでは無いけど、大体わらびが採れる所にはへ○がにょろにょろしてますのであんまり行きたくなかったけど、宿題だから・・・
わらびを採ってるうちは面白くて夢中で採っちゃうけど、必ずどこかで○ビに出くわす。ぎゃ~~~!
採ったわらびを学校に持って行きますと、玄関先に児童が各々採ってきたわらびが並べられ、まずは先生が吟味して気に入ったのを買い取ります。
自分が採ってきたわらびが買われる所を見ると何ともうれしくなります。
5~70人分のわらびですし、親の見栄で子供が採った分に親の採ったの足して持たせたりもしますから、先生が買ったくらいじゃまだまだ余る。
残ったのの一部は給食のおばさんが調理して下さいまして、その日の給食にわらびの味噌汁が出ます。
それでもまだ残ったわらびは業者さんに売って、先生が買った分のお金も合わせて、そのお金でボールとか縄跳びとか体育用具や学校の備品買ってたんだよな~
今はそんなことやってる学校は無いだろうし、我が母校も今は全校児童で20人いるかいないかだそうで、廃校に成らないのが不思議なくらいですが・・・
なんか、ほのぼのとしてて良い思い出だな~と思い出しました。