ダダのミシン屋日記『ジャノメミシン米沢店です』

ジャノメミシン米沢店の店長のブログです。
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ブラザー アスティナ

2020年09月17日 20時35分10秒 | ミシン修理
ミシンの糸立てが折れたので直せますか?と修理依頼を頂きました。


ブラザーさんから部品を取れば簡単じゃろ?と思いましたが、ブラザー本社ではすでに部品在庫が無いそうです。

無いと言われて諦める私ではありません(笑)

無いならこれを直すしかない!

普通の接着剤ではこの手のプラスチックはくっ付きません。

プラリペアでくっ付けて見ましたが、多分これではまたすぐ折れます。


なので接着した後にドリルで穴を開けて補強のビスを刺します。

ブラザーのこの時代の糸立て棒は細くて怖いのですが、慎重に細い穴を開けました。


これでバッチリ!

ビスが入っているところはもう折れませんが、その先をまた折っちゃったらもう知りません(笑)

この糸立て棒を替えるだけなのに全分解しないと出来ません。


分解ついでに可動部に注油しまして、ついでに余計なもの見つけてしまった(笑)



糸調節器に糸が絡んでる!

少しずつ引っ張ったり回したりしてたら取れるか?と思ったのですが取れません。

ジャノメには無い機構なのでちょっとビビりつつ・・・


これを外せば絡んだ糸は取れるじゃろ?って思ったステッピングモーター?これで糸は綺麗に取れました。

これで綺麗に縫えるように成りましたけど・・・

お客様は「16年前に買った。」とおっしゃってましたが、もっと古いんじゃ無いだろうか?

全体的フォルムは20年以上前のミッキーとかプーさんミシンに似てますし、内釜の形状もその時代の内釜です。

ステッピングモーターを使った特殊な糸調節器もこの時代のだけで最近のブラザーのミシンでも使っていない気がします。


タッチパネルの液晶もまだ綺麗で正常に動いておりますので、当分はこのままお使いいただけると思いますが・・・

次は買い替えでお願いいたします。


コメント (14)
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