ダダのミシン屋日記『ジャノメミシン米沢店です』

ジャノメミシン米沢店の店長のブログです。
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ランドセル

2021年04月08日 22時11分21秒 | 日記
今日はあちらこちらで入学式。

大きなランドセルに、黄色い真新しいカバーを付けて歩いているピカピカの一年生を沢山見かけました。


私が五歳の頃、家に訪ねて来た大人に「いつから学校?」って聞かれると「さらいねん」って答えてました。

「さらいねん」が何の事かも解らずに(笑)

六歳の時に「いつから学校?」って聞かれて、やっぱり「さらいねん」って答えたら「再来年でね~、来年だごで~♪」と祖母が笑っておりました。

「らいねん」と「さらいねん」の違いが解るように成ったのは、一年生に成ってからだったかもしれません。

私は幼稚園に行ってません。

「たのしい幼稚園」は買って貰っておりましたが(笑)

実家は田舎の中の田舎というか僻地でしたので幼稚園が有りませんでした。

小学校の近くの公民館で幼稚園の様な事はやっていたと、のちに成って知りましたが、近所の同級生もそこには行っていませんでした。

姉は泣きながらそこに行っていたのかな?
学校にも泣きながら行っていたような記憶が有ります。

ずっと家にいて育ちましたから、「小学校に行く。」と言うのが怖かったし嫌でした。

「いつから学校?」が「さらいねん」から「らいねん」に成って「ことし」に成って「しがつから」に成って「もうすぐ」に成って・・・

私には嬉しいよりも恐怖でしか有りませんでした。


そんなある時、叔父がランドセルを買って来てくれました。

すごく立派なランドセルで、父も母も姉も祖母も、もしかしたら祖父も「あらら良いランドセルだな~良がったな~♪」と喜んで、

「ほら、おんつぁま(叔父さん)さ、しょって見せろ~♪」

って、言われたのですが、私は別にランドセルなんて欲しくなかった。

これを貰ってしまったら、怖い怖い学校に行かなくちゃいけないんだ!


そう思ったら、しょって見せるなんて出来るはずもなく、押し付けられたピカピカのランドセルを抱えて私はワーワーと大泣きしましたっけな~

まぁ・・・

学校に行くのが怖いと思っていたのもわずかな間でしたが・・・

入学式では校長先生があいさつで「一年生の皆さんは今日は道路のどっちを歩いて来ましたか~?」

と、問いかけられたのに、私は「は~い!」と手を挙げて「こっち~!」と右を差しました(笑)

校長先生は苦笑いしながら「そうそうこっちだね。皆さんはこっちの右側を歩いて来ましたね~・・・」とお話を続けておられました。

4年生の姉は「バカ!」と目をそらしていたと最近聞きました(笑)



ピカピカの一年生が大きなランドセルしょって登下校しています。

私たちは今まで以上に安全運転で見守っていきましょうな~

コメント (22)
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