返し縫いが出来なくて、模様の切り替えも出来ないと持ち込みで修理依頼が有りました。
ジャノ メエクセル22
1987年5月発売のミシンです。
返し縫いが出来なく成るのは、フリーアームの下のこの部分が動かなくなっている事が原因です。
このまま油差したら直ることも有るのですが、このミシンは返し縫いが出来なくなってから何年置いとかれたのでしょう?
ここまでガッチリと固まっているのは今まで見たこと有りません。
バラシてカチカチに成った古いグリスを落としました。
ここだけ洗浄したら直ることが多いのですが、下軸に付いてるクランク?が軸に貼り付いてて動きません。
洗浄液掛けてハンマーで叩いてやっと動くように成りました。
次は模様切り替えの方・・・
基板ケースが有って患部に届きません。
一部だけコネクタ外してケースを外せないか?と思いましたが、全部外さないとダメですな(。´-д-)
ようやく患部が見えました。
模様切り替えが変らないのも、結局グリスが固まっていたり油切れで動かなくなっているのが原因ですから、注油して押したり引いたり無理くり動かして油を馴染ませて動くようにします。
基板外したし、上の方には電気基板無いのでひっくり返して作業しても大丈夫。
基板を外してますので試しに動かすこと出来ませんが、電子ミシンは手ではずみ車を回して動きの確認は出来ます。
組み立て直して試し縫い。
バッチリ縫えております。
ガムテープが張られていた跡がガリガリに成っておりましたが、こういう汚れも綺麗に落として修理完了です。
10年以上使われていなかったのでは無いか?って思いますが、せっかく直しましたのでこれからは沢山使って欲しいですな。