tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

雲悠々心もゆったりと・・・

2015-07-11 18:35:27 | 茶の湯
7月11日(土)
朝から晴れ渡り2日連続の真夏日です。
今日は自宅でのお稽古でした。

   

   これから

お稽古の準備はすべて整いました。
今日は花月を行いました。

ベテランや新しい人が一緒の花月ですから大変ですが、ゲーム感覚で楽しんでいたようです。
そして、別室では、ニューヨークのご主人の元に旅立つ彼女が最後のお稽古を入念に行いました。

   

   床の間

軸は「雲悠々水潺潺」夏の茶席に好んで使われます。
夏の空を見ればゆったりとした雲があり、川の水は止まることなく、早く遅くと自然のままに流れている。
そんな意味ではないかと思います。

日常の生活を忘れ、ゆったりとした気持ちでお稽古をしていただければと思っております。

   

   花

花は、タカノハススキ・深山オダマキ・ソバナ・桔梗・ウツボグサの5種です。
今週も知人がドライブ帰りにたくさんの花を届けてくれました。

この外にもホタルブクロやシモツケ・ヌスビトハギなどがありましたが、みんな紫色ですので、我が家の花と混ぜで生けて見ました。
花がたくさんあるとどうしても多過ぎて混雑な生け方になってしまいます。
贅沢な話です。

   

   お菓子

お菓子屋さんが届けてくれたお菓子です。
今日は朝顔だそうで、今にも開きそうな朝顔を思い出させてくれます。
練り切りの美味しいお菓子でした。

   

   一服

何時ものようにお稽古が終った後の一服です。
夕顔が描かれた平茶碗で頂きました。

何時もの事ながら、体の隅々までしみわたり、一週間の疲れを癒してくれます。
慌ただしい一週間が終りました。


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高校生が盆略でお点前を・・・

2015-07-10 19:26:08 | 非常勤講師奮闘記
7月10日(金)
久しぶりの青空ですが、当然気温が上がりいきなり真夏日です。

そんな暑い日でしたが、高等学校へ行って来ました。
夏休み前の最後の授業になります。

      

   4限目

3限が終り、10分ほどの間に4限の準備です。
一人で準備するのは大変ですが、早く来た子が手伝ってくれます。

この学校に行き始めて、一応自分なりの目標を考えておりました。
それは、夏休みまでに全員が、お点前を出来るようにすることでした。

今日が休み前最後でしたので、ちょっと強引だったかもしれませんが、やって見ました。

まだまだお茶会ごっこですが、一人にお点前をしてもらい、後は運び出すというお茶会方式で始めましたが、やれば出来るものです。
ぎこちない事はありますが、教えた通り順序をきちんとして美味しそうなお茶を点てておりました。
思いっきり褒めてやりました。

4月以来、帛紗捌きや茶筅や茶杓の扱いを集中的にやっておりましたのが、お点前をすることによって、こうした流れだったのかと解ったようです。

「今までやっていた事は、割り稽古と云って、お点前を分割して稽古をしていたんですよ」と云うと、何だかみんな分かってくれたようです。
これで夏休みに入りますが、また降り出しに戻る事の無いよう祈るのみです。

お棗にお茶を入れて始めて点てたお茶ですが、点てた人、頂いた人、みんな笑顔で嬉しそうでした。
もちろん、私が一番の笑顔を振りまきたい気持ちをグッと抑えておりました。

今日は嬉しい嬉しい授業でした。

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ソバナの名前の由来は・・・

2015-07-09 17:38:14 | 茶の湯
7月9日(木)
梅雨らしいじめじめとしたお天気です。
南の方では台風が接近中とかで心配です。

今日は何時もの通り、明日からのお稽古の準備でした。

   

   灰形

湿ったような灰の感触ですが、灰形は何とか完成です。
引く灰匙が重く、いつものようには行きませんが、早めに納得してお仕舞にいたしました。
こんな日はいつまでもやっていても収まりそうもありませんから・・・

   

   準備は完了

灰を作り、掃除が終れば後は、軸を替え花を生けるだけですので明日の仕事です。

我が家の茶室も明り取りが一か所ですので、今日みたいな日は薄暗くお稽古にも支障が生じてしまいますので、電気を点けますが、雰囲気はなくなってしまいます。

   

   ソバナ

このところ雨の日が続いておりますので、水の心配がありませんので野草棚に行っておりませんでしたが、稽古日を明日に控え覗いてみると、雨に打たれて倒れ込むようにソバナが咲いておりました。

ソバナはキキョウ科の多年草で、湿り気のあるところに自生して、春の若芽を食用にするのでソバナと云われているようです。
いっぽう、野山の道端に生えており食用にすることから「道の側の菜」からの命名と云う説もあります。

私は道の側の菜と云うのがしっくりしますが・・・。
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葉蓋の稽古も今日で・・・・

2015-07-08 17:53:41 | 茶の湯
7月8日(水)
朝から日差しこそありませんでしたが、雲は高く降りそうもありませんでしたが、夕方から降り出しました。
七夕は終りましたが、まだまだ梅雨は上がりそうもありません。

今日も大學へ行って来ました。

   

   葉蓋の点前座

葉蓋も今日で最後にいたします。
と云うより、我が家の梶に木の葉がなくなって来ました。

大学で2回ずつと自宅で2回ですから、木も坊主のようになってしまいました。

   

   シルエットのお茶室

何時ものように光の弱いお茶室で、葉蓋のお稽古です。
先週に引き続きですので、誰もが忘れずに覚えておりました。

先週の日曜日には、青年部の七夕茶会がありました。
両の大学生はお手伝いに参加しましたが、お点前をさせていただいたそうで驚きです。

葉蓋でしたので、お稽古そのままに間違わずにできたそうです。

聞いて見ますと、両の大学生で何回もやらせていただいたようで、特に、支部長が見えた時に、青年部と大学生の関係を支部長に見ていただこうと、お点前に指名されたそうで、嬉しそうに「良い経験をさせていただきました」と云っておりました。

   

   2年生の拝見

やっと拝見が出来るようになりましたが、一生懸命の気持ちが指先に現れております。
お稽古を重ねるごとに落ち着いたお点前が出来るようになると思いますが、まだまだ始まったばかりです。

   

   一服

今日のお菓子は、人気のキャラクターのお菓子でしたが、お見せできないのが残念です。

可愛いお菓子をぱくりと頂き、喉を潤す一服です。
しゃべり続けた喉に優しくしみわたります。

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梶の葉に書いて見たら・・・

2015-07-07 17:04:31 | 茶の湯
7月7日(火)七夕 小暑
相変わらずの梅雨空で、どんよりとしております。
7月に入り東京の日照時間はわずか12分だそうです。
今日も天の川は絶望的です。

今日は大学へ行って来ました。
七夕と云う事で、先週に続き梶の葉をたくさん持って行って来ました。

   

   点前座

学生は稽古日の前々日に必ず連絡をくれます。
その時に、「葉蓋の稽古は一度したのでどうしますか?」と聞いたら「丁度七夕なので葉をご用意い頂けるのでしたら、葉蓋のお稽古お願いいたします」と云う返事でしたので、梶の葉を持参してのお稽古になりました。

「丁度七夕なので・・・」こんな言葉を聞くとは思いもよらなかっただけに、すごく嬉しなってしまいました。

   

   梶の葉

筆ペンですが、書いて見ましたら良く書けるのにビックリいたしました。

古より七夕には、梶の葉に和歌を書いて手向けると云う習慣があったそうで、それだけ梶の木が神聖なものであったと思われます。
里芋の葉に溜まった夜露を、天の川の滴と考え、その水で墨を擦り、梶の葉に和歌をしたためて奉納していたそうですから、七夕と梶の葉はとは、そのように連綿と繋がって今日にあると思っております。

裏千家11代家元玄々斎のご考案によるもので、七夕の茶会の趣向として梶の葉を用いてお点前をされたのが最初だと伺っております。

   

   お菓子

今日のお菓子は、青楓と云う銘でしたので、「どうして七夕に因んだお菓子じゃないのですか?」
お菓子屋さんに、今日は七夕のお菓子は無いと云われたそうで、多分大勢のお客様で大忙しだったのだと思います。

このお菓子屋さんは、この大学の先輩にあたり、よく我儘を聴いてくれます。

   

   花

花は、ヒオウギスイセンの一種ですが、一種でも十分です。

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挿し木と植え替えで再生に・・・

2015-07-06 17:26:06 | 日常雑感
7月6日(月)
梅雨に入って最も梅雨らしいお天気でした。
今日月曜日はストレッチでしたので行って来ました。

回を重ねるごとに高度な動きになりますので付いていくのがやっとですが、いい汗をかいて来ました。

   

   ヒオウギズイセン

小雨が降っておりましたが、庭のヒオウギズイセンが朱の色を揺らしておりましたので、大急ぎで撮りました。
この花は、子供のころから見ておりましたので、日本の花だとばかり思っておりましたが、明治時代に日本に入って来た外来種だそうです。

一度植えれば荒地から日陰など、どんな所でも育ち繁殖力も旺盛なため、佐賀県では移入規制種の指定を受けているそうです。
驚きました。

   

   挿し木

宗旦木槿が枯れてしまったため探しておりましたところ、知人が植えてあるというので一枝貰って来て挿し木をいたしました。
宗旦木槿も色々ありますので、中々気に入った花とは出会えませんでしたが、やっと手に入りました。

   

   ヌマトラノウ

散歩道で脇道の改修が行われておりますが、そこにはたくさんのヌマトラノウが自生しております。
掘り返されるか、コンクリートで覆われるかですので、少し頂て来ました。。

元気に立ち上がって来ましたので、来年咲くかも知れません。
オカトラノウと同じような花を咲かせますが、咲き方や葉の並び方がちょっと違います。

楽しみです。




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神様は休息日と決めたけれど・・・

2015-07-05 19:01:08 | 日常雑感
7月5日(日)栄西禅師忌
梅雨の中休みのようなお天気で、時々晴れ間がのぞいておりました。
昨夜BSジャパンで、神の天地創造から、7日目は休息日と、神が大地をおつくりになった時に決めたそうですが、今日の日曜日(休息日)は忙しかった・・・

   

   桔梗

朝から電気屋さんが、蛍光灯の入れ替えに来たのを皮切りに、次から次へと人が来て席の温まる間がないといった風でした。
我が家のように人が集まる仕事をしておりますと、人は来なくては困りますが、集中して何にもの人ではくたびれてしまします。

   

   なごみ

毎月送られてくるお茶の雑誌ですが、未だに目を通しただけで読んでおりません。
今日はゆっくり読もうと思っておりましたが、とてもそんな事をしている時間はありませんでした。

そろそろ活字に飢えて来そうなので、しっかり読みたいと思っております。

   

   これは大変だ

午後になったら、ガス会社の方が来て、お湯を沸かす設備の交換を勧めて帰りました。
今使っている器機がそろそろ寿命なのは分かっておりますが、壊れないのに交換するというのも決心がつきにくいものです。

   

   友人がプラムを

ガス会社の人が帰ると友人が、自宅の庭に生った「プラム」を持って来てくれました。
完熟だそうで、明日ご先祖様のお供えしてから頂こうと思います。

一度倒れた友人は、命はとりとめたものの、半身が不自由になってしまいましたがこうして訪ねてくれます。
嬉しい事です。

しかし、今日一日何の人が来たのだろう・・・
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梅雨だから「聴雨観風」で・・・

2015-07-04 18:07:41 | 茶の湯
7月4日(土)
梅雨空に更に雲が垂れ込めたような一日でした。
今日は自宅でお稽古でした。

   

   花

花は、カリガネソウ・半夏生・八丈イトススキの3種です。
ちょっと地味かなと思っておりましたが、意外に床の間に馴染んで見えました。

カリガネソウは、触って揺れたりすると嫌な臭いではありませんが、かなり強い香りがいたします。
茶花は、匂いの強いものは禁花とされておりますが、床の間では揺れる事もありませんし、楚々とした姿が涼やかな風情を醸し出しおります。と、自画自賛しております。

   

   軸

軸は「聴雨観風」で伝衣老大師の筆によります。
読んだ通り、見た通りで、「雨を聴き風を観なさい」こんな意味でしょうか・・・

聴雨から始まり、中々雨の軸から離れられませんが、もう直ぐ七夕ですので、きれいな天の川を見たいものです。


   
   
   お菓子

お菓子屋さんが届けてくれたお菓子は「紫陽花」で、見た目も涼しく、今の時季らしいお菓子です。
きんとんですから、誰もが想像する味の美味しいお菓子です。

   
   

   一服

今週も終りました。
お稽古がおわり、皆さんが帰った後で、同じお菓子を頂いて飲む一服は心安らぐ芳醇なお抹茶を頂く幸せを感じずにはおられません。

一週間が終りました。

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夏休み前に盆略を・・・

2015-07-03 18:35:20 | 非常勤講師奮闘記
7月3日(金)
激しい雨音で目覚めましたが、日中はお日様が顔をのぞかせるほどになりました。
それでも、大雨になったところもありますので油断はできません。

今日は高等学校へ行って来ました。

   

   お菓子

先週から茶筅通しから、茶碗を清めるまで進んでおりましたので、そのおさらいをしながら、更に進んで見ました。
茶杓を取り、棗を取って茶杓を持ち替えるという一連の所作に戸惑うことしきり・・・。

茶杓を持ち替えたり、握り込んだりと云うのが中々理解できないらしく、出来る子、出来ない子いろいろですが、丁寧に教えれば何回か繰り返しているうちに出来るようになります。

お菓子は、「水文様の羽二重餅」だそうですが、お餅ですので楊枝で切って食べる事が出来ず、手で食べる事になりました。
美味しいのですが、初心者には少し手ごわかったようです。

   

   一服

最後にお互いが主となり客となるお茶会ごっこになりましたが、全部終った後で、私がお菓子を食べだすと、近くに居た子が一生懸命点ててくれました。

まだまだ、お点前は出来ませんが、最初からお茶会ごっこをしておりますので、お茶は点てられるようになっております。

今日一番うれしかった事。

一人の子が、「先生。茅の輪をくぐって来ました。」「そう。それは良かったね」「ハイ。家に帰って親に話したら連れて行ってくれました。そして、帰りに水無月を買って食べました。」

授業が終り帰り支度が済んでから、近寄って来てそんな話をしてくれました。
先週、夏越の祓いの話をしたばかりでしたので、本当にうれしい話でした。

ご両親もきっと高校生の娘さんに夏越の祓いなどと云う話を持ち出されて嬉しかったのだと思います。

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半夏生の日に蛸を食べる習慣は・・・

2015-07-02 17:40:39 | 日常雑感
7月2日(木)半夏生
今日は半夏生です。
朝から梅雨の空で、小雨が降ったりやんだりしております。

朝から明日の準備でした。

      

   準備は万端

朝から掃除やら、灰形をしたりしておりましたが、ゆっくりやっておりましたので3時ころにはすべて終り、やっとのんびりしております。

明日のお稽古の準備は万全です。

   

   タマガワホトトギス

日課となっております野草棚に行って見ますと、タマガワホトトギスが咲いておりました。
何本かは咲いた後でしたから見逃していたことになります。

ホトトギスは秋の花と思いがちですが、この種だけは初夏に咲く貴重なホトトギスと云えます。
ホトトギスの名前の由来となった斑点が良く見える花です。

   

   カリガネソウ

狭い庭ですので、通路にいろんな枝や葉が出て来ておりますが、通る度にカリガネソウの香りがしますので、咲いたことが直ぐに分かります。
この花の名前も雁をイメージしますので秋のようですが、今頃咲き出す臭いのきつい花です。

触ったりしなければ全く臭わないのでかろうじてセーフかも知れません。

   

   ハンゲショウ

今日は半夏生で、農家の忙しい田植えも終り、ひと段落した半夏のころの事をいうそうです。
今日もスーパーへ行ったら、鮮魚売り場では、たこの売り場が普段の3倍くらい広く取られ、「今日は半夏生。たこの日です。」の幟がひらひらしておりました。

どうやら関西から始まったようです。
我が家もこれから蛸を食べます。

食べてどうなるのか分からないところが面白いですね。まだ、梅雨は明けそうにありません。


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