上り、そして下りの列車撮りました
昨日、中野集落の岩清水から汲んできた水も切れたし、滝谷川谿谷の紅葉も綺麗になっているかもしれないということで、岩清水を水タンクに汲んだり、滝谷川橋梁を渡る列車を撮って見ようかと思ったりして中野集落に行ってきました。
天気予報は午前中は曇り正午頃から雨ということで紅葉の撮影には向いていないとは思ったんですけど岩清水から汲んだ水もなくなっていましたので出かけることにしました。
7時30分からのNHKの朝ドラを見終わって8時に車で出発し中野集落から林道の道をしばらく登って8時35分ころ撮影ポイントにつきました。
天候もよくないし、ウィークデイでもあるし、それに早朝でもあるし、SLの運航日でもないしまさか夏の頃見つけておいた橋梁の撮影ポイントに誰か来ているなんてことは思っても見ませんでした。所がいって見ると林道の駐車出来る狭い場所のあちこちに車が見えるんです。もう誰かが来ているみたい、焦りましたあんな狭い場所に三脚を立てる場所が残っているだろうかと思ったのです。
撮影ポイントの場所は写真中央の細い杉の木3本が見えるあたりです
中野林道を登ってようやく駐車出来る場所を見つけて車を置いて撮影ポイントに行って見ると一番いい場所にはもう三脚が3本も立っているのです。しまったと思いましたけどようやく三脚を立てる場所をみつけカメラをセットしました。
ところがあとで分かるんですけど気がせいていて標準ズームレンズをつけておいたカメラの露出補正をマイナスがわにセットしておいたのを修正しなかったのです。当然標準レンズを装着したカメラはみな露出不足で修正するのにあとでだいぶ苦労しました。惚け老のいつも大失敗です。
カメラのセットが終わりホットして橋梁のバックの山を見ると紅葉は今が真っ盛りで美しくとても嬉しかったんです。今日きてほんとによかったと思いました。
ところがベテランの撮り鉄さんらしい方がどんどんお出でになるんです。ベテランの方はすごいです。どこに三脚を立てるのかと見ていると、やっと立っていられような急な崖の斜面にさっさと三脚を立てカメラをセットされるんです。見事でした。
どこからお出でになったんですかとお聞きするとなんとまあ近くの方ではなく東京・長野。茨城などの方なんです。この撮影ポイントのある中野集落は国道から県道の山道をしばらく登ったところにあり、しかも撮影ポイントは中野集落からまた細い林道をしばらく登った林の中です。どうしてこんな林の中の撮影場所が分かるんだろうかと不思議に思って聞いてみるとこの場所は撮り鉄さん仲間では全国的に有名な場所なんだそうで驚きました。
私の近くの東京からお出でになったとおっしゃる70歳くらいの方は昭和40年(1965)SLの時代からず~っと会津只見線の列車を撮り続けているとおっしゃるんです。若い頃はあの橋梁の向かいの山の中腹から煙を噴いて走るSLを撮ったとおっしゃるんです。すごいかたです。そこに行くのは車で国道から隣の集落桧原(ひのはら)までいって1~2km線路沿いに歩かなければなりません。私などのゆける場所でないんです。
8時59分、下りの川口行きの3輛編成の列車が通りました。
撮り終わって9時23分上りの会津若松行きの列車を待っていると天気予報では曇りまたは雨でしたのに急に天気が回復して太陽の光を受けて紅葉が輝きました嬉しかったんです。上りの2両編成の列車は輝太陽の光に輝く紅葉の中で撮ることができました。思っても見ない幸運でした。
撮り終わって三脚カメラをたたんで帰ろうとすると皆さんは誰一人機材をたたもうとはしません、次の列車を待つんですね。次の列車は上りが13時12分、下りが14時24分です、つまり熊さんが出没しそうな山の林のなかで4時間も列車の通過するのをを待つんです。ベテランの撮り鉄さんの執念ってすごいと思いました。
帰りは柳津で名物の粟饅頭を買って帰りました。家についたのは10時ちょっと前です列車撮影と、岩清水を汲んで2時間ほどの短い時間でした。でも今年はもう紅葉の中の列車を撮るのはやめることにします。だって遠くからお出でになっているベテランの撮り鉄さんで撮影ポイントはいっぱい、私などが三脚を立てるよちなどなさそうですから。
今日は短い時間でしたけどとても充実した時を過ごせました。美しい紅葉も撮れましたし美味しい岩清水を20リットル入りのポリ容器二つに汲むことが出来ました。嬉しい一日でした。