さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

この道を登れば嬉しい山の道

2015-06-29 | 日記
 
 
 あららら、小さな命が芽生えてる

イロハモミジの萌えでしょうか


 教育の森の道ですけど、1時間ほどゆっくり散策を楽しみました。今は野の花は咲いてないんですけど山の道に木の萌えがあちこちに芽生えているんです。嬉しくなってしまいました。

 これは赤松の萌えですね。やがて風雪に耐えて大木になるんですよね。「がんばって」と声を掛けたくなるんです。


 私は植物の知識はありません。これってミズナラの萌えでしょうか
どんぐりころころどんぐりこ・・
去年の秋、山の道いっぱいに転がっていたドングリのうちリスなどに食べ残されて芽を出したんでしょうね


 
この萌えはなんの木の萌でしょうか。緑が綺麗です



 これはタラの木の若萌えですね。大きくなるとタラの萌えは美味しいので見つけられるとみな摘まれてしまいます。どんな実がなるか知りませんけど、どこからか実が飛んできて芽をだしたんでしょうね。。


 可愛い今年芽生えたばかりの幼く可愛い木ですけど、5年後、10年後、88年後、私の年と同じ歳になる頃には大木になって美しい林を作るんでしょうね。

 小さい小さい若木ですけど、木々の命は私らなどより何倍も、いや何十倍も長いんですよね、やがてこの里山に見頃な美しい林を作る可愛い若木です。見つけた私は嬉しくて楽しくて微笑みながら山の道の散策を楽しみました。 

友逝って5年 アザミの花を懐かしむ

2015-06-27 | 日記
 
今日の散歩で風の強い堤の道に細い1本のアザミの花が揺れていました



 友はいつも言っていました。
 「この堤の道から俺の好きな薊の花が消えてしまって淋しい」
 「それは堤の草を大型の草刈り車ですごいスピードで見さかいもなく草を刈り飛ばすからだ」

 心の通う大事な友でした。野草のことなどなにも知らない私にいろんなことを教えてくれました。
 「ここにね、どうゆうわけか1株の萩があって十五夜頃に綺麗な花を咲かせていたんだ。でも今は花が咲く前に刈りとられてしまうんだ」
 「タンポポには日本古来のエゾタンポポと外来種の西洋タンポポがあって、新しく造成されたり、耕地の基盤整理などされた土地に咲くタンポポはほとんどが西洋タンポポで、日本古来のエゾタンポポの生えてる土地は少なくなっている。」
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 などなど私に教えながら嘆いていました。

 懐かしい友は5年前に亡くなってしまいました。老いた私にとってはたった一人の心の通う友でした。

 でも、いま私が独りで散歩するこの堤の道の脇にはアザミの花が幾株も見られるようになり、夏には赤いオニユリやヤブカンゾウの花が見られ、十五夜明月の頃には萩の花も美しく咲くようになりました。

 それは長い堤の道脇に桜並木を作ろうとする町の事業で、町民がその事業に賛同して幾ばくかの寄付をすれば「○○さんの桜」と名前をつけた桜が植樹され、以後その桜の手入れと周りの土手の草地の管理は○○さんがするという年次計画の事業がおこなわれ数年前に数kmの長い桜並木が出来上がったのです。堤の土手の草地はひとりひとりの草刈り機で手入れされ、アザミも、萩も、オニユリも、ヤブカンゾウも自然と残さされるようになったんです。しかも堤は古い時代トロッコとモッコなどで作られました、だから西洋タンポポではなく早春には日本古来のエゾタンポポの群落も見られるのです。

 風に揺れてるアザミの花を見るとしみじみと友のことを思い出されるのです。
 「○○さん、今はあちこちに綺麗なアザミがいっぱい咲いているんよ。よかった!、嬉しい・・」小さな声で私は友にそう呼びかけるのです。

 本当に心優しい友でした。風にゆれているアザミの花を見てると懐かしく亡き友のことがが思い出されるのです

塩川御殿場 花しょうぶ祭りを楽しんで [Ⅲ]

2015-06-25 | 日記
美しく心豊かな郷土芸能披露の数々を楽しみました
大正琴の合奏です



 私は全くの知識不足でした。あのおもちゃのような小さな一弦琴の楽器でどうしてこんなに豊かで美しい合奏ができるんだろうかと不思議でなりませんでした。音楽のことなどなんにも知らない音痴の私でさえも豊かな合奏の美しさに心惹かれました。

 私は大正琴って一弦の楽器だとばかり思っていたんです。とんでもない間違いでした。 6本の弦に鍵(キー)が30もあってアンプにも接続出来るギターに似た楽器だったんですね。だからあんなに豊かで美しい合奏ができるんだということが始めて分かりました。お恥ずかしいです。


 
美しい合奏を聞いて楽しんでいる皆さんです



 
喜多方市の太極拳の皆さんの演技です

 
驚きました。人数をおおまかに数えて見ました。40数人の大勢の方の演技でした


 私は太極拳って、空手のように武器を持たないで敵を倒すための武闘技だと思っていました。ところが違うんですね、荒城の月のような美しい音楽に合わせて緩やかに舞う演武ではなくて演舞だったんです。驚きました。喜多方市では「太極拳を通して健康で明るい町作り」を市をあげて推進しているんだそうですね。太極拳の町喜多方ということなんでしょうか。驚きました。
 
 
塩川町花しょうぶ音頭保存会の皆さんの美しい踊りです













 美しい方の美しい踊りにすっかり魅了されてしまってシャターを切り続けました。90歳近い爺いですけどもちょっとばかりときめいてうっとりしてしまいました。

 
明るく楽しいリズミカルなオカリナの演奏です



 コンデジで写真を撮っていらっしゃる方は写真歴の長いお方ですね。なぜって手ぶれをしないようにしっかりとカメラを三脚に固定して撮っていらっしゃいます。昔はそれが大事な写真を撮る基礎知識でした。なにせフイルムの感度が遅くてISO100が普通でしたからシャター速度が50分の1とか25分の1とかになることが多かったのです。でも今は私のデジカメでさえISO6400感度が64倍になっています。その上に手ぶれ補正機能がついていて手持ち撮影でもほとんど手ぶれなどの心配はしなくてもよくなっているんです。でも昔の癖で私もそうですけど古くからカメラを楽しんでいる人はしっかりとカメラを固定したくなるんです。おじさんは美しい合奏をしている美しい人たちを美しく撮ろうと真剣なんですね。



 知識の乏しい私はオカリナと言うと土器時代の遺跡から発掘された素焼きで出来てる素朴な楽器らしいものと思っていました。だからオカリナなどでこんなに楽しく美しい合奏が出来るなど夢にも思っていませんでした。

 リーダーの方の指揮も、合奏を聴いて楽しんでる人たちへのアピールもとても明るく楽しいものでした。



 公園の林の中に茶席が設けれていていて、皆さん心静に茶会を楽しんでおられました。茶の湯などの知識も興味も全くない無粋の私ですけど神妙に椅子に座って抹茶を頂きました奥深い味わいがしたような気がしましたけど、正直のところ私にはよくは分かりませんでした。でもちょっとでしたけど茶の湯というものにふれることが出来て貴重な体験でした。





 3回にわけて御殿場花しょうぶ祭りを投稿させて頂きました。
 嬉しく飛び回った21日の朝9時から午後1時頃までの4時間ほどの記録ですけども1度に投稿することが出来なかったのです。それだけ楽しく充実した花しょうぶ祭りでした。

 来年もまた元気で楽しませて頂きたいと思ってはいるんですけどなにせ来年は89歳、それなのに命は無限と思っているおめでたい私です。自分ながらあきれております。
 そんな図々しい私です。かならず臆面もなく来年もまた御殿場花しょうぶ祭りを楽しんで皆様にご報告いたすつもりでおります。はい

塩川御殿場 花しょうぶ祭りを楽しんで [Ⅱ]

2015-06-24 | 日記
見事な[会津藩鉄砲隊古式砲術演武]が実演されました




 
凛凛しい鉄砲隊の入場です




 
期待とときめきと緊張とそして遠い会津戊辰の悲劇への思いも心に観客の皆さんです




大筒放ちの演武です。城門の破壊などに用いられると説明がありました。激しい気合いとともに轟音と煙、空砲でも大筒の反動に耐えるのがやっととのことでした。いや~びっくりしました。



 
座放ち。「放て」の号令で左から順に発砲されるのですが轟音と煙で周りが見えなくなるんです




 
立ち放ち、空砲でも銃の反動で撃った人は後ろに少しのけぞるようです。怖いですね




 連続放ち、打ち終わってから銃口から火薬をいれ弾丸を装填して発射出来るようにするには古式の火縄銃では時間がかかるけれども一斉でなく順に発砲して途切れなく連射すれば戦いには威力があると説明がありました。



 会津藩の砲術は稲富流と言われ藩祖保科正之公の時代から連綿として300年火縄銃砲術が伝わって来たと聞いています。それだけ日本は戦のない平和な時代が続いてきたということなんですね。世界の国の中で希有な国日本だと思います。日本人は本来平和を愛する民族なんだと思います。稲富流砲術を復活なさった会津藩鉄砲隊の方々は歴史と平和を愛されている方々なんだと感動しながら演武を見せて頂きました。

塩川御殿場 花しょうぶ祭りを楽しんで

2015-06-23 | 日記




 江戸時代、この場所には小さな湖があって藩の御鷹場に定められており、また藩主の御生母が舟遊びを楽しまれた場所でもあって御殿場と呼ばれていました。

 その湖の跡地にいま3万6千株18万本の花しょうぶが植えられ美しく咲き誇っています。









 私は駐車場ガいっぱいになることを心配して早めに御殿場に行きました。8時半の早朝でしたけど祭りを楽しむ方がちらほらと見えていました。

 お若くて綺麗なおばさんが私に「シャッターを切って頂けますか」とカメラを渡してポーズをとられました。3カットほどシャッターを切って「どちらからお出でになりました」とお聞きすると横浜の方でおひとりでお出でになられたとのこと嬉しくなりました。
 御殿場の花しょうぶ祭りが遠くの横浜まで聞こえていたんですよね。祭りの名前のひびきもいいですよね「御殿場花しょうぶ祭り」なんてなんかゆかしい感じがします。

 御殿場の由来を知って頂ければ興もひとしお深まるかとも思い御殿場の案内板の写真をあげておきます。興味のある方はお読み下さい。


 
 時間がたつにしたがってお出でになる方がいっぱいになりました。見てもらっている花しょうぶも嬉しそうです。





 写真を撮ることに熱中されてる皆さんです。(私もそうですけど)熟年の方もいらっしゃって嬉しいです。







 

 これはまたモデル撮影に熱中なさっている皆さんです。皆さん高価なカメラに白色の高価なレンズをお持ちの方ばかりです。アマプロさんですね、私らとは熱気が違います。うらやましいです。



 のどかに池の端で寛いでいらっしゃる皆さんゆったりとしてのどかですね。私もちょっとお仲間に入れてもらってゆっくりと休憩しました。



 
心温まるお二人さんです。 尊いお姿だと感動してしまいました。



 今日は美しい花しょうぶとそれを楽しむ人たちを中心にした写真を投稿しました。でも花しょうぶ祭りには[大正琴の奥ゆかしい演奏・太極拳の美事な演技・花しょうぶ音頭の美しい踊り・楽しいリズミカルなオカリナ演奏・会津藩鉄砲隊古式砲術演武]などののすばらしい郷土芸能披露がありました。それらについては明日にでも投稿したいと思っています。つたないブログですけど見て頂ければ嬉しいです。