雪解けの圃場の畦には、春一番に咲くオオイヌノフグリの花が星の光のように輝いていました。(虚子の俳句からいただきました)
昨日の暖かい春の散歩道でじじいは嬉しさいっぱいでした。
なぜって、昨日は心筋梗塞発病前の4キロメートル近いコースの散歩道に挑戦して息切れせずに歩き通せたからなんです。
3年前、心筋梗塞で緊急入院したじじいは主治医の先生に心臓の血管の一部が血液のかたまりで詰まってしまい、血流がとまり心臓の筋肉の三分の一が壊死してしまったと言われました。
そして3ヶ月の入院を退院した時は100メートルほどのリハビリ散歩でも息切れして休まなければなりませんでした。しかしその後リハビリに努めて500メートルほどの散歩道は休みながらですけど往復でき、町のお祭りなどの写真を撮ることも出来るほどには回復していました。
それでも、ばばちゃんが心配すると悪いので言いませんでしたけど朝のじじいの担当の掃除と洗濯で、最後の仕事の洗濯物をハンガーに掛け終わる頃は辛く息切れがしてようやく立っている状態でした。それが10日ほどまえまでの私の現実でした。
それが10日ほど前の散歩の時、突然おかしなことがおきたのです。 普通なら息切れして歩っているはずなのにまったく息切れしてない自分にふと気づいたのです。
あれっ、変だなと思って普通ならついていけないおばさんのあとを歩度を早めてつけてみたのに息切れがしないんです。なんだか心筋梗塞発病前に帰ったようなさわやかな感じなんです。
怖いので散歩の距離は伸ばしませんでしたけど、歩度はどんどん早めて見ました。でも息切れはしないのです。そして3日前は5キロメートルほど離れた春日八郎記念館までサイクリングが出来るようになったのです。
ばばちゃんにそのことを話すと「偏屈でいじっぱりの爺ちゃんだから100歳までいきるかもしれない」なぞと嬉しそうに言いました。
それで思い切って昨日、4キロメートルコースの散歩に挑戦して見たのです。 3年間短い散歩しかしていませんから足の筋肉は弱っていて疲れましたけども息切れはまったくしなかったのです。
素人考えですけど、あるいは心臓の細い血管が血のかたまりで詰まったとはいっても血流が僅かに流れていて心筋の動きは弱まっていても、壊死はしていなっかたのかもしれません。そして血液さらさらのなどの治療薬のお陰で血管に詰まった血のかたまりが溶け血流が復活して心臓が普通に動くようになったのかもしれません。
嬉しさのあまり自分のことを長々と書いてご免なさい
ともあれ昨日の散歩は嬉しい散歩でした。来月定期診察のおりに主治医の先生の指導を受けながら無理をしないでリハビリを続けますけど、生き返ったような今の嬉しい気分なんです。