野の道脇に小さいけど綺麗なハルジオン(春紫苑)の花が咲いていました
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この花ってヒメジョオン(姫女苑)の花じゃないのかしらと言われると私は困ってしまうんです。よく似ている花で正直私には見分けがつきません。
茎を折ってみて中が空ならハルジオン、中が白いずいならヒメジョンとありましたけど、別に茎を折って中を見たわけではありません。ただ花弁が細く綺麗、春に咲いていたのでハルジオンと思っただけです。
でもハルジオンもヒメジョオンも北米からの帰化植物ですけど今は日本の野になじんで綺麗に咲いています。
今の野の道には黄色のタンポポが咲きみだれています。でもそのほとんどはヨーロッパ原産の帰化植物の西洋タンポポです。繁殖力の強い植物で宅地や道路などに造成された荒れ地でも好んで繁殖し花期は春だけでなく一部は晩秋まで咲き続け種をつくり繁殖します。
でもこれは日本古来のタンポポ(エゾタンポポ?)です。
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まだ造成工事などされたことのない黒土の肥えた場所などに咲き残っています。気のせいでしょか西洋タンポポに比べると優しい感じがします。
植物のことなど食べられるか食べられないか、美しいかどうかしか関心のなかった私です。ずっとずっと昔「アザミの花が好きなのに堤の道脇の草がキャタビラの大型の草刈り車で刈りとばされてアザミが消えてしまうのが悲しい」と言っていた友人にタンポポには西洋タンポポと日本古来のタンポポがあることを教えられてびっくりしました。タンポポはタンポポで一種類しかないと思っていた私でしたから。
写真の左が日本タンポポ、右が西洋タンポポです
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西洋タンポポは花の下の萼片がそりかえてめくれていますけど日本タンポポは萼片がかたまって締まっています。それで区別ができるんです。
私は日本タンポポはを駆逐する勢いの西洋タンポポが嫌いでした。でもあるとき「西洋タンポポだって来たくてきたわけじゃないのにみんなに嫌われて可愛そう、私は綺麗な春の花と思ってあげています」という小学校の女の子の話を聞いてちょっと考えさせられました。でもやっぱり西洋タンポポは好きになれません。